「寶」本のレベル

 

私が困っているのは「寶」本の事である

これまで「寶」本を差し上げても、殆どの人が感想とか批評、意見を言わないのである

殆どの人が沈黙なのである

当初、身近な友人知人に気軽に差し上げていた

ところが、反応が殆ど無いに等しいのである

私にとって不思議でならなかった

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ところが私の師匠とも言うべき、黒川先生が「寶」の本は、富山県で10人理解できる人

がいるかな????!!!!

と私に漏らされた

よく考えると富山県で10人程なら、全国50都道府県なら500人

その倍で1000人である・・・・・・・・

私にとってその事が本当に不思議なのである

別にアラビア語で書いてあるわけでも無い

書中、「寶」と易の関係に触れたところ以外は、私が「寶」解明前の15年程前に遡っても

自分自身理解できる内容である

でなければ、「寶」解明は無理であった

であるから、私は執筆時、大学を出た高校の国語、歴史、美術、社会科の先生は当然理解

出来るであろうと思っていた

そしてそのレベルに標準を当てて書いたつもりであった

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そのため、割愛した資料もある

出来る限り、平易に分かり易いように書いたつもりである。

これ以上砕いて書けと言われても、それは私の能力の問題で困難であった

昔の学生運動のアジ演説のように、陶酔して難しく書くのは簡単である

理解してもらうよう分かりやすく書くのが、難しいのである

さりとて、中国5000年の至宝解明の書である

また、偉大な「寶」の韻文を考案した司馬承禎尊師に対し敬意も祓わなくてはならない

少なくとも論拠の薄い小説ではないのである、歴史解明の書なのである

これ以上下げて書けば、只でさえ品位が無いのに、最低限の体裁が保てない

どのライン、どのレベルで仕上げるかが、当時私の悩みであった

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また、この歴史的大発見を世に問わなければならない

世間に理解してもらう事が第一なのである

基礎学力も能力も無い自分が、そんな事を悩みながら執筆していたのである

そのため割愛した資料もある

加えるに、割愛した理由には、もう1つの理由があった

実はその補足資料を加えるには、ワープロで文字(漢字)をかなり作らなくてはならなか

ったのである

それに注釈も相当増える事が悩みであった

頭が混乱状態であった

ワープロに記録されていない文字の作成は、当時の私には出来なかったのである(今も出

来ないが)

その程度のワープロ操作であった

誤字脱字段落その他に注意を払っていただき、金銭的にも無理をお願いしている印刷屋さ

んの奥さんにそれ以上の負担をかける事が出来なかったのである

それは別としても、兎に角私には不思議なのである

県下の進学校である高岡高校の歴史の先生であったN氏に「寶」本を差し上げたら、辞典

を横に読まなければならないと言われた

1ケ月後、他の人に歴史を覆す大変な事である

私の横に来て、「困った」と漏らされた

今まで身近な人で私の本を90%前後理解した人は、私の本を一通り添削戴いた、M氏だ

けであろう!!!!!!!!

M氏は中国史を専攻し大学院を出た方である

そのM氏が、私の拙著を、一通り辞書を確認しながらチェックし、反論できなかったとた

め息を漏らした

また私の師である黒川総三先生が一点の非の打つところが無いと吉野博士に添え状を書か

れた

中国思想の陰陽五行と民俗学が専門の吉野博士にも完全に理解戴いた

だから「寶」を「易・五行と日本の天皇」で取り上げ、あとがきに私の実名を載せられた

のである

さらに元NHK経営委員会座長の故草柳大蔵様が13日間で読み終え、完全理解の玉稿の

返書が届いた

みな一流の方々ではある

吉野博士の読者は全国で2500人であると言う

しかし吉野先生の著書は純粋な学術書である

しかも研究題材の掘り下げ方、深度が私と全然違う

私の場合は各分野の表層を網羅し歴史全体の整合を計り、照射したものである

だから吉野先生の専門的研究書と違い、冷静に評価すれば「寶」は一般書である

つまり、一般の人に分かり易い平易な唐代歴史書なのである

私として、私の本が難しいと言われると、首を傾げるのである

私は商業高校のしかも劣等生!!!!!!!

差し出した方々は間違いなく私より学校の成績は上で、かつ高学歴の方々である

全く理解に苦しむ現象なのである

身近な人は横に置いたとして

過去に「寶」本を差し出した各界の著名人のお名前をホームページに載せてある

忙しい方もおいでよう

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それでも、返書の数は圧倒的に少数である

私は、日本は国防と経済に加え文化の危機管理もなっていないと、切実に危機感を抱いて

いる

漢文化の歴史を覆す世紀の発見である

どこへどのようにして訴えればよいのか・・・・・!!!!!!

天はまだ機が熟していないと言うのか・・・・!!!!!!!

私の不徳か・・・・・!!!!!!!!

ガリレオの心境である

心眼の人がこの日本にどれだけいるかである

日本はあいも変わらず学歴社会・・・・・

まして中国研究のメッカ、日本道教学界の沈黙は信じ難い

この中国道教の至宝「寶」である、

漢文化のナンバーワンの至宝である

中国の文化の黄金期その頂点に君臨する神器・太極「寶」である

天下の覇者がもつ、象徴の神器である

歴史研究者としての自殺行為である

よく教壇に立っていられると感心する

横道にそれたが、まさに天に叫び、地に吠える心境である

以上

                                                         平成181129

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