社会の断絶

 

人間の心の断絶ほど悲しいものはない

周囲の総ての人と断絶したら、ロビンソンクルーソーになる

人間にとって孤独は恐怖と化し大多数の人は精神に異常をきたす・・・・!!!!!

孤独の壁とは、言い換えれば周囲との「断絶」であろう

・・・・・・・・・・・・・・・

     断絶の「断」は断崖(だんがい)「絶」は絶壁、地の底までの断崖、

天まで突き出た
 絶壁、上も下も超えられない境界、断崖と絶壁の頭2文字

で構成されている・・・・・・

昔自由主義陣営と共産主義陣営と対峙し断絶状態であった

どちらも自分が正しいと主張していたのである

     ・・・・・・

結果はご存知の通りである

現在北朝鮮も国際社会と殆ど断絶状態である

いずれ内外どちらからか瓦解するであろう!!!!!!!!

 

明治の財界人渋沢栄一が「個人が家庭をつくり、家庭が一群、一町をつくる、そしてこの

一群一町をつくる、一町がやがて国家をつくる、そうなると、家庭は小さな政府である。

この自覚がなければ、とても理想的な国家は形成されない」と話したと言う

 

自分が絶対的に正しいと言う人間を私は信じない、

私の別れた妻の父親がそうであった!!!!!!!!

近いうち新シリーズ人間模様でその人間像を詳しく書くが、とにかく70才過ぎの頃であ

った

彼が“私は生まれてから一度も悪いことをしていない!!!!!!

だから天国へ行くこと確信していると、断言した

     ・・・・・・・・・・・・・

今から20年近く前の話である!!!!私はその時何も言わなかったが、心の中はその一

言に動転する程の驚きであった

彼は死ぬ5年程前であったろうか、何年ぶりかに会ったとき顔がデスマスクであっ

た・・・・・・・

あれほど酷い顔の人間を私は見た事が無い

石膏で固めたような無表情で、身震いしたのを鮮明に覚えている

4人の子供もたちも、積極的に立ち寄る事もせず、私の知る限り約35年間親戚・近所・

友達が訪ねて来ているのを、只の一度も見た事が無いのである

周囲に断絶し、生涯自分の心の壁塗り続けた人生であった、

自分が絶対的に正しい・・・・・・ダダの一度も悪いことをした事が無い・・・!!!

これ程傲慢な言葉は無い!!!!!!!!!!!!!!

ローマ法王でも吐けないであろう!!!!!!!!

水清ければ魚住まず!!!!!!!!!

 

昨今家族の絆が断たれている・・・・・・・!!!!!!!

心の断絶である!!!!!!!!

親が子を殺し、子が親を殺す

孫が祖母を殺す、妻が夫を殺す

絆がズタズタに断ち切られている

 

正しいと強固に主張してきた共産主義が崩壊して久しい

私は絶対的に正しいと主張する、教義、主張、意見には眉に唾をつけている

道理の間違いは直ぐには現れない

国家も個人も何十年を経て間違いが鮮明になって現象として現れてくる

道理の間違いは恐ろしい!!!!!!!!

国家の憲法なり家の家訓も同じである

また個人の生きる哲学、姿勢も同じである

天を恐れる心!!!!感謝と労わりの心

藤原先生の言う“惻隠の情”を大切にしたい

最近痛切にそんな事を思う

国家と家庭、極大と極小を比較すれば分かりやすい

個の延長、集合が国家である

・・・・・・・・・・・・・・・

名も無き、片田舎の痴れ者が叫んでいても、どうにかなる話ではない事は百も承知である

それでも狂った世の中叫ばずにはおれない!

平常を保つのが苦しい時代である

この氷見でも何時、殺人誘拐事件が起きても不思議で無い!!!!!!

断絶の時代である!!!!!!!!!!!

根本原因がどこにあるか分かっていないのである

家を守る、国家を守る、無言の家訓・教育、憲法なのである

平成18年9月10日