湊川とプラタナス


 

2月14日9時47分

事務所前の湊川その川沿いのプラタナスの並木が、市の方針で切り倒された

10本前後の若木は、大浦の運動公園に移植されると言う

樹齢100年はあろうと思われる大樹数本が、あっけなく切り倒された

子供の頃から知っている大樹、私の大切な思い出が切り倒された

聞けば湊川下流の桜並木に統一するためと聞いた

観光氷見のための細やかな街造り、それならば、致し方無いと、自分の心に言い聞かせた

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二階の窓から一番太いプラタナスが、倒れる瞬間が目に入ってきた

アァ・アァと思わず声がでた!悲痛な思いであった!!!!思わず階段を下りて駆け寄っ

て、手で撫でて、心の中でサヨナラとありがとうを言った

常日頃何気なく見ていた風景、その風景にドンと立っていた1本のプラタナスの大樹、そ

の存在の大きさが、切り倒されて改めて知らされた・・・・・・・

自身の人生と重ね、1つの時代の区切りを感じた

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今年は無理かもしれないが、来年には桜が見れるかもしれない

事務所前の側溝も整備された!

後ろを振り向かず、明日に生きよ!と

プラタナスが私に語りかけているようであった

                                              平成18年2月15日