第15弾・ネーミング大作戦




その1「寶生橋」誕生

北海道に幸福駅と言う名の駅があると雑誌で読んだ

名前に魅かれ、全国の若いカップルが、その地を訪れる

ネーミングが観光になっている代表であろう!

また、土地を題材にした流行歌が時々ヒットする例えば「新潟ブルース」には万代橋の名

詞がでてくる、新潟の代表的橋の名である!

名前が唄に馴染む,良い名前である。

氷見にも、何本もの川があり、橋が架かる

そこに架かる何十もの橋の名前がどうも私には情緒がないように感じる

また名づけの由来、根拠が何となく希薄で、安易な名づけに感じられる

たかが橋の名前だが、橋の名前を替えて、その由来にいわくを添えれば、観光宣伝の大き

な戦力となる

氷見のメインストリートには北の橋と窪の八幡橋、そして中の橋3本の橋が架かる。

三本の真ん中だから、中の橋と名づけたのであろう!

その中の橋、周辺はカラクリ時計や噴水があって、氷見観光スポットの一つでもある

中の橋の欄干には、謡曲宝生流の仕舞いの名手、本川藤由氏の尽力による藤の精の舞姿が、

飾られ重厚かつ幽玄な趣を漂わせている!

私はこの橋の名を、幾つかの理由にて「寶生橋」(宝生橋)と名づけたい!

直訳は“寶生まれる”です、縁起良く、重厚で、しかも歴史のイワクありそうな雰囲気の

名と観光客に思われる筈です!

年月が経てば伝説となるであろう「寶生橋」、名前の幽玄な由来を述べよう

     ある日、この欄干に私の舞姿を、永遠に飾って欲しいと、故本川藤由氏の夢枕に藤の精

が現れたと云う、そして藤の精は、獅子舞と海の幸、そして藤の花は氷見市の“寶”です、

この歴史と地勢の授かりを大切にすれば、氷見が栄えると囁き、謡曲の藤をひとさし舞い

消えたという!

私は宝生流仕舞いの名手とうかがう、その藤由氏と話す機会があった、

祇園祭の山車には私の解明した「寶」の秘密が数多く隠されてあるとの私の説明に興味を

そそり話が弾んだ!少しだけ触れるが 山車には獅子や牡丹、龍が画かれ、車輪を支える桟

は易の64卦からくる計64本です、

上日寺の石段の数が64段でゴンゴン祭りの釣鐘のイガラシが64で全て私の解明した

“寶”が起因している!

それらの事は三陽地所のHPに諸々記してあるので割愛するが、その祇園の山車が繰り出

す中心部が中の橋です!

私は藤の花は遣唐使の時代、大伴家持に詠まれた、また唐島の名の由来、獅子舞の発祥、

大和白鳳年間に遡る上日寺など「寶」に縁深き氷見で、その中心の橋の異名を“寶生橋”

と詠んでいるといったら、大変喜んでおられた

“寶生橋”の名称は橋の様と歴史ロマンの氷見に相応しく、名前に重みがあると自負して

いる

何時の時代か、この寶生橋の名前を盛り込んだ氷見の唄も生まれるであろう!

たかが、橋一つの名と言う無かれ、商売はこんな小さな積み上げが大切なのである

お店の名前、子供の名前、本の題名、真剣に考える。

橋の名は子々孫々、末代まで愛称される名称である!

今後もし都市計画でそのような機会があったら、広く市民から公募しその中から、相応し

いのを選ぶ、そんな制度に改めて欲しい、

なお、名称の変更は、氷見市の刊行物全て書き直さなければならない

その費用は試算してないが小さい額ではない!

だから、市民も、小さな事に目くじらを立てず、当面は「寶生橋」と中の橋、両用のつも

りで見守る!

 

その2「ふたたび橋」誕生

名づけた「寶生橋」の海側に「和平橋」がかかる!

この橋も市としてお金をかけた、重量感溢れる、趣のある良い橋である!

「寶生橋」とこの和平橋の間には噴水が設置されている。

カラクリ時計側の復興橋と「寶生橋」そして和平橋、この3本の橋周辺は、市街地唯一の

観光スポットである!

和平橋の由来は恐らく、平和への願いであろうが、恐らく全国に同じ名称の橋は大変多い

と推測される!

広島や長崎、また空襲にあった富山や大都市ならそんな名も似合うかもしれないが、

市街地での観光財産の少ない氷見市としては、名称一つも大切な観光宣伝の戦略に役立て

たい!

名づけたお方には失礼だが、氷見市の将来像、観光視点、情緒的視点、全体面からは物足

りない気がしてなりません、

そこで私は「ふたたび橋」と命名したい!

北海道の幸福駅ではないが、多くの観光客が訪れるように、氷見に1度でなく再び訪れる

願いが込められている!

恐らく、橋の名称で“ふたたび橋”の名称は全国でも稀であろう、

戦後空前の大ヒットとなり、女湯がカラになったという“君の名は”のようなロマンスも

氷見から生まれそうな、名称と自負している、

また、音楽家が、作曲意欲をそそられるような橋の名と自負している!

命名により若いカップルの新たなロマンス、「君の名は」の舞台になれば幸甚である!

一番は「寶生橋」二番は「ふたたび橋」です!

 

恐らく名称変更となれば、喧々諤々、異論百出であろう!

商売もした事の無い人や、学識の浅い人ほど、声が大きい

傲慢であるが、これはそのような事態への事前の牽制です!

もし代案があれば、命名の歴史的裏づけ、観光宣伝面からの命名の逸話、その他を披瀝し

ていただきたい

市長の鶴の一声で、最低限“寶生橋”(ほうしょうばし)だけでも是非実現して欲しいもの

です!

                                        以上
                                                         平成17年4月2日