自殺者急増に思う事



自殺者がここ何年間も
3万人台である

恐るべき数字である!

一昔前、交通事故がたしか1万人台と記憶している

イラク戦争の民間犠牲者が3万数千人、新聞の通りである

政府は日本に非常事態宣言を発令しなくてはならない程である

人口が57000人の氷見市でも、私の知っているだけでここ23年の間に

20人近く自殺している、名前も顔も知っている人が大半である・・・・・・。

・・・・・・・。

色々な原因があろう

倒産、リストラ、サラ金、離婚、自己破産、その他

家族そして保証人に及ばぬよう生命保険で精算する人も多い

前途に希望を無くし、全くの手詰まり、行き場を失う

生きる価値を失う

そして自らの命を絶つ

自殺防止には、大別して経済仕事などの現実的問題と、精神的な問題、

この二つを解決、克服しなければならない

どちらか一方でも自殺に追い込まれであろう

他人の命を奪う事は他殺である、自分の命を奪う事を自殺と言う

果たして命は自己の所有物なのか?

哲学的、宗教的世界にはいりそうである・・・・・・・・!

万物の霊長である人間だけが自殺の術を知っている

他の動植物はその術を持たない

尊厳死はまだ許されていない

自殺者3万人の中に、自己の人生に満足、納得し、明るく清清しい

自殺は殆んど無いに等しい

私は大往生した祖父、父と違い断末魔の死に様のような気がする

・・・・・・・・

まだ自分の撒いた後始末が終わっていない

それまで考えないように目を背けている

私の業界も不況と言う生易しい状況でない

氷河期と言われるくらいである

1ケ月単位で首が何とか繋がっている状態である

3ケ月先が見えない

他人事ではない

倒産イコール自殺に直結する

ここは天国では無い娑婆、自由社会、人間ジャングルである

足元には底の見えない割れ目がいたるところに口を開いている

決断が遅れ、1歩間違えば私もその数に数えられたであろう

常在戦場である!死中に活路を見出す、鋭敏な嗅覚、アヒルの水掻き!

まだ2年何とか後始末をするまで、その問題は先送りする

今日は私の誕生日、氷見の大祭、祇園祭である

以上

                                           平成17714