氷見市「まちづくり戦略会議」の提言に一言

 

氷見広報2月号に氷見市の未来像を描く提言が「まちづくり戦略会議」から提出なされた

この「まちづくり戦略会議」は、地域部会13人、観光部会14人、経済部会15人、青年部

15人から構成されているとの事。

その各部会から提案された提言を上部の検討委員会に諮られた後、さらに戦略会議にかけ

られたとの事、

しかも最終、戦略会議には学識経験者4人のアドバイザーがいるという

会議は約1年、計25回の会合が開かれ、熱心な討議を重ねてきたと言う

氷見市の未来のため市民代表の方々が、知恵を絞られての提言である

具体的提言の中で柱となる案は以下の四案であろう

@唐島までの海底遊歩道

A観光レトロバスの運行

B屋台村などのインキュベーター施設

C農山漁村交流テーマ館(博物館・氷の水族館・ホテル誘致・ホール建設)

討議を重ねてこられた委員の方々に申し訳ないが、提言の内容には、私として失望以外の

何ものでもなかった

戦略会議案、検証

@青年会議所のA氏に伺ったところ、本格的海底遊歩道なら20億はかかるが、高さ2メートル
のアクリルホースの遊歩道で、固定をアンカー方式ですれば、
23億円で済むと言う

一昨年の台風の時、定置網がズタズタに寸断された

また沖縄やハワイなどと違い、湾内の透明度は著しく悪い筈

恐らく一年間の70%以上は視界3メートル程度であろう

珍しい熱帯魚やテーブル珊瑚が生息する湾内でも無い

また、夏場の観光シーズン唐島周辺は海草が密林のように生い茂って視界を邪魔する筈

更に、遊歩道の外側の水藻の清掃は??????????

素人が考えてもその経費も莫大と想像する

A能越自動車道の開通である、県外客の殆どは自家用車でくる、観光レトロバス、これま

た殆ど赤字運営は目に見えている

BCは他市町村、どこにでもある小型版、何の魅力も無い

これが私の感想です

 

私はこのHPの「キトキト提言」の中の第6弾で、「北大町海岸線活性化」案を提唱した

まばらな木陰と点在する花壇、90%の芝生そんな案を提唱した

施設としてせいぜい、駐車場に観光バス向けの大型トイレ、バーベーキュ施設ぐらいであ

私のこのHPキトキト提言の第6弾「北大町海岸線空地活用案」で空地活用は基本的に何

もしない事が観光客の大いなる魅力を呼び寄る目玉であると書いた

氷見のイメージはホテルが立ち並ぶ温泉街と言うより、キトキト魚主体の民宿のイメージ

であろう

市外や都会の人は、どこにでもある小型の魅力に乏しい箱物施設を期待して氷見に来るの

では無い

私は空間の穴埋めに海鮮館前に提言13弾で「朝日山斉藤弥九郎像の移設」北大町空地には

20弾で「十返舎一九のモニュメント設置」21弾で背後北大町の家並みのボロ隠しに日本一

の「藤棚ギネス大作戦」を提唱した

私はHPキトキト提言に大伴家持像の建立は書かなかった

提言として余りに常識的であったからである、当然広場中央付近に建立してほしいのは当

然である

重ねて氷見市にこれだけの大空地はない

このかけがいの無い大空間こそ、子々孫々、後世に残す遺産であり、観光の大きな目玉なのである

また海を眺め、潮風に誘われる市民の絶好のコミニュテー広場、憩いの場でもある

市外、県外の人との触れ合い広場でもある

箱物がなければ当然、維持管理費も小さい

またリスクも無い

観光氷見市である、あの広大な空地をみれば、誰もが何か利用方法は無いかと考えるのは

分からないでも無い

しかしそれは右肩上がりの時代の考え方である、並の発想と私には映る、

何もしない、これこそ逆転の発想と私は考える

キュウキュウ、殺伐とした世の中である、都会の人は自然と人間のふれ合いを求めている

のである

商売は、時代の変化と顧客のニーズを読み取らなくてはならない。

そのような小型箱物より、もっと地勢的にマッチした個性と歴史を掘り起こし、きめ細か

な街づくりが大切と考えるのである

戦略会議の各位の、熱意の結晶に水を差して申し訳ないが、へそ曲がりの一人ぐらい声を

大にして叫ばなければならなかった。

ご異論あれば、私のHP「キトキト提言」を全部読んでから、あらためてメールなり、ご意

見をお寄せ下さい

                                                   平成1821