1・「国民の歴史」西尾幹二

2・「国民の道徳」西部すすむ

3・「国民の芸術」田中英道



三冊とも「新しい歴史教科書を作る会」の役員の書である

西尾先生。西部先生お二人とも元東大教授、田中先生の本は図書館で借りたので分からな

い。

1の「国民の歴史」は読書家の同業者が少し読み進んで降参し「寶」本を書いた私に、読

まないかと、勧めてくれた本である。

基礎学力も無く、未だ赤面の拙著ではあるが、しかし本の内容、中味において自書「寶」

は、相当な著書研究者にも負けないと密かに自負する私です。

決して歴史は嫌いではないし、これぐらいは読めるだろうと高をくくっていた

正直ただ読み進むだけで、降参状態であった!

いまとなって内容は記憶の彼方である

ヨーロッパの歴史と対比しながら、日本の歴史を炙り出す、そんな感じで、キリスト文明

とかイスラム文明などは無知に等しいわたしですから、お手上げ状態でした。

それでも意地で一応最後まで一行も飛ばさず、わからないところは線を引いてなんとか読

み終えた。

書中、私の寶本を取り上げて戴いた、吉野裕子博士が他の歴史学者の文献を差し置いて一

部が掲載されてあったのが、私事の様に嬉しかった。

兎に角、「新しい歴史教科書を作る会」の面々である、自負と名誉にかけての執筆である。

疲れました。

2の「国民の道徳」は面白くない道徳の授業で体力勝負でした。

3の「国民の芸術」は私の好きな分野であり、ナルホドと感得しながら、かなり楽に読み

終えた。

どれも内容の底に自負心が漲る書、圧巻であつた。

恐らく氷見市では3冊を読み終えた人は10人いるか?!の世界であろう。

「寶」のHPに、会に宛てた私の書状は掲載のとおりで、漢文化の歴史を覆す「寶」発見

を、歴史的義務を感じ、皆さんに一応お伝えしておいた。

敬意の意味でも、最低この3冊と会員である小林ヨシノリ氏の「戦争論」は読んでおく必

要があった。

これも「寶」事業の一環である。

                                                                                 平成16年3月5日