NHK福地茂雄会長殿

今井義典副会長殿

 

冠省

北陸の田舎町より謹んで御便りを差し上げます

同封、写真の獅子・陶印は中国4000年の至宝、神噐・太極「寶」です。

同封の新旧「寶」本は神噐・太極「寶」解明・発掘の拙著です

漢文化の神髄を天隠した、太極「寶」は世界遺産とも云うべき人類の至宝であります

調査・解明・執筆に約7年そして中国歴史研究の諸先生、博物館、関係学会、各界各位に

訴えて約10年、計17年を消費いたしました

家業再建と私事に忙殺され約5年程、中断を余儀なくされておりましたが、何とか窮地を

脱し昨年3月、未製本の改定「寶」本を書き上げ再び行動を開始いたしました

詳しくご説明する前に8年前、NHK元経営委員・故草柳大蔵先生から戴いた同封の書状

をご覧願います

書状にありますように、私はその草柳先生のお導きで、富山国体終了した頃NHK富山支

局で都司支局長とお会いさせて戴きました

そして都司支局長は東京本局へ「寶」本を上げる手配を執って戴きました

その後都司富山支局長と草柳先生の訃報を耳にして今日に至っております

 

「寶」本で解明・発掘いたしました、この獅子印「寶」は、約1300年前の中国唐代、

玄宗皇帝の勅令で30年の歳月をかけ焼成なった唐朝の神噐で、今日では焼成不可能な奇

跡の陶磁器です

もし世界中の陶工が一同に会し再現を試みるなら、アメリカのNASAアポロ計画の総予

算を軽く上回り、日本の国土から焼成燃料の樹木が消失すると云ったら信じられるでしょ

うか?!

世界に鳴り響いた唐代・開元の天子・玄宗皇帝が勅令を発し、延べ人員何千万人を動員し、

唐朝の総力を上げ焼成した未曾有の神噐・太極「寶」です

骨董蒐集が嵩じ、「寶」と運命的に遭遇しハカラズも踏み入れた世界です

勿論史上初めて公開される漢文化の至宝、世界遺産とも云うべき世紀の「寶」解明、発掘

です

唐代は中華4000年、漢文化の黄金期と多くの歴史家は位置付けております

その唐代文化の金字塔が神噐・太極「寶」であります

神噐・太極「寶」の降臨により、@唐代史A道教史B陶磁史C漢字学D印章史E篆刻学、

F中国民俗学G漢詩の世界H中国古銭史Iその他これまでの漢文化の通説を根底から揺る

がす世紀の発見であります。

 

同封製本の第1版を刊行したのが平成12年9月で大学の何十人の諸先生に御送りいたし

ましたが、殆んどの方が貝のように沈黙を守られるか背走です!

未だ正面から異論反論を唱えた先生は誰一人おいでません

 

同封写真の獅子印「寶」は天子皇帝の宗廟に祀る神噐であり、漢文化の神髄、太極宇宙を

秘めた道教の最高法印です

印面に篆刻された九文字、「日界・月界・太上老君勅」の日界・月界は“陰陽思想”で中央

五文字は五行思想を秘め、「太上老君」は唐朝が道教開祖、老子に献呈した尊称で「勅」は

天子皇帝を現しております

陰陽五行思想は道教研究の中心命題です

そのような訳で昨年3月より「寶」の歴史・思想・哲学の主要部門を研究する『日本道教

学会』に拙速を避け、7ケ月間をかけ4度「寶」の歴史的真偽を問う書状を御送りしてき

ましたが完全沈黙であります

また同様に大學教授以下、会員2000余名を擁する『日本中国学会』には5ケ月4度、

そして『東方学会』には2ケ月4度申し入れを致しましたが、これも完全に沈黙です

そして三学会に3月31日付けで、応答無き場合、枝葉な錯誤は別として歴史の大脈・大

本「寶」の真理一切に異議なきものと、念に念を押した覚書を内容証明付きで御送りしま

した

歴史部門からは日本の漢文化研究の三学会を踏破して参りました

陶磁器部門は同封資料の通り、日本を代表する博物館館長、公的研究機関、陶磁器専門家、

愛石会会長他、何箇所も確認を終えております

 

同封書状の通り、故草柳先生はじめ日中を代表する雲上人が驚愕し、身に余る賛辞と不変

の支持を賜っております

しかしながら漢文化の歴史を根底から塗り替える世紀の「寶」発見のため、諸先生各位も

それ以上の行動は取れず、未だ歴史の扉は開いておりません

神噐太極「寶」は完璧であり歴史に与える影響は余りにも巨大であります!!!

 

歴史書も科学書も、そしてあらゆる研究書は学究者の“命”であり“宝”と存じます。

関係学会のみならず列記した@〜Iの歴史研究者は全国津々浦々においでます

漢文化の至宝、太極「寶」発見を知らず@〜Iの各歴史部門の空しい研究書が続々刊行さ

れております

勿論日本はゆうに及ばず、世界の中国歴史研究者も同様であります

真偽を検証、確認し一刻も早く世界にお伝えする事は、私のみならず歴史に身を置くもの

の責務であります

 

 

改めてご説明させて戴きます

神噐・太極「寶」の“太極”の「太」は無限大、「極」は極小で、「太」と「極」が一つに

なった状態!!!!それはイギリスのホーキング博士が提唱する現代宇宙理論ビッグバン

説と同様であります

韓国の国旗は太極旗であります

中国文明の宇宙観を垂直に貫くのは「易」と「陰陽五行思想」であり、その太上に戴くの

は“太極”であります

唐代、元号「開元」=(太極)から30年間を費やし、焼成なって年号を「天寶」と改元

したのです

殆んどの歴史家は、この「太極」の年号を見落とし「開元」を選択しております

この神噐「寶」の印面に篆刻された「九文字」には中国道教の奥義、「易と陰陽五行思想」

の太上に戴く「太極」の神秘が“天隠”されてありました

そしてこの印面の「日界月界・太上老君勅」の九文字には、想像もつかない太極宇宙が天

隠されてありました

中国道教の奥義で太極宇宙の神秘が天隠されていたのです

未来のスーパーコンピューターでも創造と解析不可能な“神の文言”です

中国道教に目も眩む光の文字で刻された“天書”伝説があります

まさにこの神噐「寶」の印面に刻された九文字がその天書でありました

なぜ天書なのか?!なぜ不可能な奇跡の文言なのか?!なぜ神の文言かは、同封製本の

「寶」本に解説してあります

この奇跡の文言を考案したのは唐代中国道教茅山派12代宗師、司馬承禎であります

恐れ多い事ではありますが、私のペンネームは司馬承禎に因むものです

 

陶磁器か否かは日本を代表する博物館関係者および陶磁関係者さらに公的機関にて陶磁器

と99%確定致しております

中国故宮博物院の公式鑑定は写真判定で、国内判定は目視判定ですが、真っ向から対立致

しております

目視判定ではなく最高度の科学的鑑定が求められます

なぜ、中国政府が動いたのか!!!それは王敏女史が「寶」解明の拙著に大筋で一切異論

反論できず驚愕されたからであります

玄宗皇帝時代の盛唐は道教が皇宗で、史上初めて玄宗皇帝自ら道教の最高位に就任してお

ります

まさに唐代は道教の黄金期で、その金字塔がこの神噐・太極「寶」であります

「寶」は世界遺産と申しても過言ではありません

 

三学会の沈黙は蜃気楼、信じられぬ光景であります

もとより無位無官、市井の門外漢を屑籠に捨てられることは致し方ないとしても、同封し

た故草柳大蔵先生、吉野裕子博士・京都藤井有鄰館藤井善三郎館長・その他雲上人をも門

前払いしたと同様であります

中断期間も換算して苦節17年、果てしない道を歩んで参りました

何より日本はもとより世界中の中国歴史研究者にお知らせする歴史的使命、責務が私に課

せられております

三学会の対応は歴史文化への大逆、学徒としての大罪と謗られても致し方ありません

 

唯一の光明は2月8日差し出した訴状に、『東洋陶磁学会』伊藤常任委員長(大阪市立美術

館館長)の返書は常任委員会で対応を検討するとの朗報であります

私として陶磁器部門の日本最高学会である『東洋陶磁学会』の結果を待たずにNHK経営

委員会会長、そして『日本学術会議』会長、副会長に訴状を御送りする事は『東洋陶磁学

会』に対し礼を失すると百も承知の上でございます

しかしながら、3学会の次第と、極寒に身を置く現状、そして何より世紀の「寶」発見を

発信する歴史的責務に鑑み、軽挙のお許しを乞うと自身に言い訳しております

漢文化の歴史を根底から覆す世紀の「寶」です

『日本学術会議』と『東洋陶磁学会』そして『NHK』に謹んでご報告申し上げる次第で

あります

陶磁器の日本最高学会『東洋陶磁学会』と科学部門の最高学会『日本学術会議』の対応を

観ていずれ近いうちに文化庁長官にも訴状を差し上げる所存です

 

いま少し神噐「寶」のご説明をさせて戴きます

日本最大の『大漢和辞典』に唐代に天子皇帝の玉印、「璽」改め『寶』となしその語訳を「神」

「道」「印章」「たから」とあり、あらゆる歴史事象から照射の結果、まさにこの写真の獅

子陶印が『大漢和辞典』の云うところの神噐「寶」でありました

漢文化の歴史上「寶」はこの獅子印ただ一点であります

そして白獅子は古代の黄帝伝説に伝わる神獣「白澤」で東南アジアに伝播した獅子文化の

基であります

古来中国皇帝の紋章は「龍」でありますが、遣唐使がもたらした正倉院文物に施された獅

子は龍を完全に圧倒しているのはその証左であります

この「寶」の印面に篆刻された“神の文言゛「九文字」を鎮護する獅子「白澤」による獅

子文化は万里の長城以南の面域をはるかに凌駕する!!!

獅子印の印台は70×70×47mmで印台に空洞無く1mmの誤差がありません

今日自然火力で焼かれた陶磁器でこのような「方形」の焼物は私の知る限り世界中で一点

もありません

「易」と「陰陽五行思想」では中国皇帝の聖数位は「一」「五」「九」であります

天子皇帝を象徴する「一」は天下に一人、「五」は五行思想、即ち「木火土金水」陶磁器の

五材を制する聖数、「九」は永遠無限を現わす最上聖数です

印面四辺の和28cm高さ47mmを唐代度量衡3、11で割ると印面天子皇帝の天下は

「九」寸、高さは「一」寸「五」分とドンピシャリに唐時代を指し示すのです

そして年号、唐白磁、道教史、獅子文物、寶の古銭、漢詩その他唐代の全ての歴史事象が

この神噐「寶」を指し示すのです

現物の獅子陶磁器と歴史が完全に整合するのです。

驚くべき史実、現実であります!!!!!

大阪市立美術館蓑豊館長(退官・現サザビーニューヨーク副社長)、また全国に名を馳せた

富山県の文兆堂の西田社長お二人が“焼成不可能”と断言した陶磁器です

同封中国大使館が指示を出し故宮博物院の“写真”による鑑定結果は「自然石」でありま

した

添付資料の国内判定は全員「陶磁器」です

真っ向から反対の結果です

なぜ駐日の陳健大使が故宮博物院に鑑定を指示したか?!それは中国全土から選抜され文

系で初めて国費で来日した中国若手ナンバーワンの王敏女史の進言によるものです

即ち私の解明した「寶」の歴史考証に枝葉な錯誤は別として歴史の大本、大脈「寶」の史

実、真理に異論や反論が出来なかったからであります

同封●NHK経営委員会故草柳大蔵先生・学習院女子非常勤講師吉野裕子博士、京都藤井

有鄰館藤井善三郎館長・桜美林大學野口徹郎名誉教授、他雲上の諸先生も同様であります

755年「安史の乱」で神噐「寶」が奪われたと詩聖杜甫が「送従弟亞赴河西判官」の詩

で今も歴史の彼方で叫んでおります

譲り受けた故人からは加賀の分藩富山藩から廃藩置県にともない下放されたと伺っており

ます

まさに中国4000年の至宝、神噐「寶」の降臨です

トロイアの遺跡を発見したドイツのシュリーマン同様、この手の平に載る獅子印を唯一の

手がかりに、果てしない道を歩んで参りました

勿論解明致しましたのは、先学各位のたゆまぬ研究の上である事は申すまでも御座いませ

また、この世界遺産とも云うべき未曾有の「寶」は個人が所蔵するものでは無い事は明ら

かであります

歴史文化は人類共有の財産です

『NHK』におかれましても、番組制作上中国歴史研究の諸先生方々が多く出入りなさっ

ておいでます。

そのような訳で国民の公共放送であるNHKとしても避けて通れぬ歴史的重大事でありま

勿論『東洋陶磁学会』との十分なる連携も必要かと存じます

また沈黙する『日本中国学会』そして『東方学会』誘い合わせの上宜しくお願い申しあげ

ます

市井の門外漢が「寶」解明と諸先生各位に訴えて約17年の歳月を消費しました。

大不況の嵐の中、死線を並走しながら不眠不休で突き進んでまいりました

ご賢察を賜り学会の真摯なる取り組みを衷心よりお願いする次第であります

勿論ご要請があれば「寶」を持って何時でも参上する所存です

なお新旧「寶」本、また17年間の歩み、昨年の「日本道教学会」との確執そして昨年暮

れからの「日本中国学会」「東方学会」「東洋陶磁学会」との現下の状況は同封「寶」HP

アドレスにアクセス戴ければ全て載っております

学会各位にカードを回覧願います

既にこの世界遺産とも目される神噐「寶」は世界に発信致しております 

これらの訴状今後の経緯などHPに掲載してゆく事、お許しねがいます

天命、宿命であります

1300年の歴史の彼方から放たれた“勅令”の白羽の矢文、NHK会長ならびに役員各

位に、しかとお届け申しあげます

「寶」解明に枝葉な錯誤はあっても、99%の確信が無くてこのような行動はとれません

茫々たる日本海を眺め、春の到来を待っております

不作法不調法の田舎者です!順序段階を超えた仕儀、歴史的「寶」解明発掘に鑑み平にご

容赦願います

多忙な重責、会長ならびに役員各位の一入のご自愛切にお祈り申し上げます

不乙

平成2037

 

 

<同封>

  「寶」の写真    ★中国故宮返書

  NHK故・草柳大蔵先生返書★王敏女史返書

  吉野裕子博士返書  ★藤井善三郎館長返書

  野口徹郎名誉教授返書

「寶」HPアドレス・カード15枚                以上