★★★

『美の猟犬』

               伊藤郁太郎

昨日2月29日

東洋陶磁学会の伊藤常任委員長が金沢21世紀美術館に来られるとの事で車を飛ばした

あいにく伊藤委員長とは会えなかったが係りの人に、明日の面会を申し入れして引き返し

て来た

帰り際、運転のアチャコがロビーに売っていた著書を目に留めた

お会いする伊藤館長の予備知識である!一気に読み終えた

伊藤館長は東北大学から安宅産業そして安宅英一のコレクション蒐集に携わる

伊藤忠商事による安宅産業吸収合併で退社し、大阪市立東洋陶磁館館長となり今日に至る

安宅英一のコレクターとしての目を、現わしてられる

美の猟犬・・・麻薬の世界である

レベルの差はあっても断片的に気持ちが分かる

だから面白い

収蔵品のエピソードが書いてある

国宝「油滴天目」そして私も大好きな国宝「飛青磁」などの購入エピソードが載る

面白い

たかが焼物、されど焼物である

安宅氏が「寶」を見たらどうするか?

お会いしたかった

日本で指折る審美眼!!!!!

安宅英一の心の美を覗く思いである

「寶」はそれらのコレクションを凌駕する

異世界の美

帝王である

「寶」の運命は??

伊藤館長と相対してみたい

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・

鑑識眼と美の目線は?!

     ・・・・・・・・・・・・

沈黙の一瞬の勝負であろう

     ・・・・・・・・・・

     ・・・・・・

帰り際今年はうるう年、オリンピックがある年とアチャコに教えてもらった

そうか!・・・・そして明日は早3月・・・・

 

平成2031