氷見不二子漫画会館に思う

 

私は氷見活性化に寄与している不二子先生の漫画にあえて触れずに来た

不二子先生は氷見出身である

氷見の商店街に不二子先生の魚のモニュメントが設置され、街に明るさと彩りを添えてい

ることは間違いない

また中の橋に忍者ハットリ君のカラクリ時計も小さい子供達にナカナカの人気である

氷見は北陸の田舎町である

表日本の都会からみれば、暗いイメージがある

そんな視点から考えると、漫画の効能はある

そして、中央町の旧北陸銀行の建物に不二子漫画会館がオープンしている

先日初めて見学に訪れた

そして昨今漫画は社会的に認知されている事も承知している

私も漫画は大好きである

昨年五箇山を訪れた時、チベット仏教の曼荼羅会館と漫画家の富永一郎の会館があって見

学してきた

また先日テレビでお化けの鬼太郎の漫画家の出身地で、漫画を全面に活用した町おこしを

紹介していた

私は決してそれらの町おこし策にケチをつける訳ではないが、この際一言漫画活用の活性

化策について私の所見を述べておこう

観光の町氷見である

観光こそ氷見市が将来にわたって存続する唯一の戦力であることは、何度も述べてきた

そして、極力お金のかからない、活性化策を提言してきたつもりである

そして40以上の提言にも、取り組む順番が大事である事を話した筈である

私は五箇山の富永一郎漫画会館を訪れたが、再度会館に足を運ぶかと聞かれたら二度と行

かないであろう

またゲゲゲの鬼太郎をわざわざ見に行くかと聞かれたらそれもないであろう

何故か?????

それはやはり、漫画では奥行きが無いと云うか、何と云うか・・・浅く軽いのである

漫画で町おこし策は、漫画と同じ稚拙なのである

獅子舞や浅野総一郎、斉藤弥九郎、能面の氷見宗忠、大伴家持などの活用と比べたら、軽

いのである

街の重みが違うのである

順序が違うのである

最初に活性化策として提案した人は、アイデアとしては悪くは無い

何もしないよりもましである

しかし私から見たら提案した人も、取り上げた人も、推進する人も稚拙なのである

それでも同じするなら、漫画「星のふる町」の原秀則先生そして、先ごろ図書館で展示さ

れた氷見本町出身の漫画家中村先生も合わせて、展示すれば、少しは重層し、漫画会館が

充実して重みも増すであろう

この程度で満足している人達が私の家業である不動産業をすれば、間違いなく倒産する

倒産=自殺である

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氷見の町の真なる人は表に出ない

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かくゆう私の脳構造も漫画的である

あまり大きな事はいえない

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以上

平成20210