中島誠之助

中島誠之助先生は「何でも鑑定団」のレギュラー鑑定士である

私もファンの一人である

番組と同時の日付けである

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友人を通じて、確実に妻に離婚書を突きつけた、その頃である

私に迷いは無かった

そして迷いや、諸々の雑念を一切断ち切るように、一心不乱に番組宛てと先生への書状を打

ち込んでいたのである

日本一の陶磁器鑑定士に挑戦状を送ったのである

ご覧あれ

平成19128



陶博士・中島誠之助殿

冠省

 かねがね尊敬いたしております中島先生に“魚の町”富山県氷見市からお便りを差し上げます。

 同封写真、白磁獅子「陶印」を解明した『寶』拙著を謹呈しますのでお納めねがいます。

 115時間、丸8年・4万時間余を費やし、中国5000年末會有の至宝、神噐・太極『寶』

(同封写真・獅子印)を解明いたしました。

“心眼”の中島先生なら、必ず“喝破”戴けると“確信”致しております。番組「出張鑑定係」に

同封書状以外の書状もお届けいたしました。

 “中国陶磁器史“は勿論”漢文化の歴史“を根本から覆す、神噐・太極『寶』の”降臨”です。

 ご検分願います。

 中島先生には鑑定係りにお届けした書状の一部を重送し、獅子印『寶』と私の約10年の次第

  を以下に要約しお伝えさせて戴きます。

 (お手数ですが、番組宛お送りした各書状も、是非お目お通し願います。)

《陶磁器部門の経過》

約10年前、大阪天王子市美術館・現・蓑豊館長を訪ね、この獅子印を直に拝見戴きました。

蓑館長は、手にされて即、この様な方形で厚手の焼き物は“焼成不可能”これは中国の“自然石”

の可能性も鑑定しなければならないとの談話。

石川県寺井町九谷焼研究所所長技術者2名は99%焼き物

富山県中央研究所・素材係3名99%焼き物

富山県小矢部市「文長堂」西田社長も“焼成不可能”これは「中国政府」に返還すべき、大変な

焼き物と断言された。

同封の京都藤井有鄰館館長は先生もご存知の事と思います。

藤井善三郎館長は神噐・太極『寶』(写真・獅子印)本をご理解戴きこの約7年間、終始一貫、

ご支持を戴いております。

また実物を手にされ“宋代”まで時代が溯ることは間違いなく請負ますと明言戴いき、獅子の

偉容を絶賛されました。

出光美術館長長谷部楽爾館長は、唐・宋いずれの時代の特徴も僅かながら観れる、今後の研究

課題にしたいとの事です。

同封、中国北京歴史博物館館長は“清時代”“自然石”と、まさに

“振出に戻る”見解です。

鑑定は写真のみ判定です。獅子印は道教の方印です。道教は文化大

革命の破壊の標的となり中国は今もその後遺症を引きずっている

様です。勿論、私としては、この結果は到底“承服できません”。

 (結果は既に陳健駐日大使・王敏博士に伝え返還は書簡にて白紙の旨通達)



NHK元経営委員・現全国放送番組委員長・草柳大蔵先生は日本の知性を代表されるお一人です。

わたしの『寶』本を読みきられ、全てを“喝破”なされた玉書です。

まさに世に人有りです。

《歴史部門の考証とその経緯》

易と陰陽五行思想および日本民俗学の第一人者のお一人・学習院女子短期大学・非常動講師・吉野

裕子先生は、著書『易・五行と日本の天皇』の著書・最終第九章で、神噐・太極『寶』に触れられ、

光栄にも「あとがき」でわたしの実名を揚げて頂きました。

成徳大学の王敏博士は、手紙にあります通り“後は陶磁器の鑑定のみです”と私の『寶』本の考証を

大元大脈においてすべてお認めになっておられます。

その他、桜美林大学・野口鐡郎名誉教授・研究『則天文字』で有名な武庫川女子。蔵中進名誉教授、

獅子研究の長崎商科大学・竹野先生
(退官)、同じく岐阜古川『狛犬博物館』上杉千卿館長(現在。長諏

訪大社官司)秋田大学・石川三佐男教授・日大井上聡講師以上他数人からの理解とご厚情を賜っており

ます。

日本における漢文化研究の最大学會『日本道教学會』との確執は同封・内容証明の通りです。

417日現在も一切応答なしです)

身を挺した“覚悟の戦い”です。

尚・お忙しい先生ですので『寶』の概要を端的にご理解戴くため『寶』本の「項」を

選抜し合わせて陶磁器に関する項をお知らせ致します。

※《寶の全狼》

★序章「神噐・太極」「解明点」「調査報告書」1〜11

※《陶磁器部門》

1章「印材」「三彩の秘密」23〜26頁「印台の情景」28頁

2章「寸法による時代測定」79〜84頁「唐白磁の謎」87〜90

第4章「・・雷の天隠」121頁「官窯」129〜132頁

第7章「反問と鑑定251〜261頁

第8章「寶よせて」285〜291頁

第8章「寶の降臨」

《総合価値判断》

第5章「人類の寶」159〜160頁

《歴史のまとめ》

第6章184〜186頁

      以上、要項を流し読み戴ければ、大観戴ける筈です。

私は、この獅子印が日本最大の『大漢和辞典』に載る、後世一切の文献・歴史書に載らない、

神噐・『寶』と推論し、中国5000年文化の黄金期、唐代、玄宗皇帝の勅令で焼き上げら

れた“天下の覇者”がもつ唐朝、宗廟の「神噐」と推定いたしました。

 そしてこの獅子印は元号「開元」〜「天寶」の30年間の歳月を費やし焼き上げられた奇跡

の焼き物で、唐三彩に代表される陶器から新素材“磁器”の時代に本格移行する。起爆源と

なった。メードインチャイナの原点、未會有の『寶』と推考致しました。


 この神噐・太極『寶』解明には★中国陶磁史★唐代史★道教史★道教方術★印章史★獅子文化

★皇帝文化★易・陰陽五行思想★漢字学★中国民俗学★中国神話伝説★渡来文化、等々を走破し、

獅子陶印の時代を計測し、その座標店を測定した筈です。


 現在の所、只お一人(東大・窪先生)、反論にも値しない笑止な例

外を除き、正面切って、異議を唱えた方は誰一人おらず、個々に差し

出した60余名の大学教授・美術館・博物館関係者の90%以上の


方々、そして600余名の諸先生が参集する日本最大学會『日本道

教学會』も完全沈黙なされております。

まさに漢文化の歴史を覆す、平成承禎“乾坤一擲”の戦です。

平成承禎のペンネームは第6章187〜199頁に登場する中国道教・茅山派12代宗師「司馬承禎」

に因るものです。

   印面に刻印された九文字「日界・月界・太上老君勅」は、未来の超スーパーコンピューターでも解析不可能な
“天文的確率”の中から考案された、中国古代の宇宙観“太
極”の文言です。(韓国国旗は太極の旗です)

なぜ天文学的確率の中から創造された“奇跡の文言”であるかは『寶』本全編を通し、

詳細に解説してあります。

日本を代表する殆どの諸先生が、異論反論無く“言葉を失っております”

この“太極”奇跡の文言を考案したのが大宗師・司馬承禎です。

先生への、この手紙は1300年の時空の彼方から「玄宗皇帝」

と偉大な大宗師「司馬承禎」が放った“勅令”の矢文です。


“白羽の矢”お受け取り願います。


同封『訴状』は、政府首脳以下各界の方々130余名にお届け致してあります。(中島先生にも

昨年、南青山のお店に直接お送りいたしましたが、確か大橋巨泉事務所から返送)


これまで諸先生および各界の方々への書状と追送状は400通を確実に超えております。

まさに10年果てしない道を、一人行軍して参りました。

ご厚情を賜った諸先生各位は、中島先生の歴史的鑑定を固唾を飲んで待っておられる筈です。

残すは、陶磁器からの“明確な時代鑑定”を残すのみです。

中島先生の鑑定は“歴史に刻す”鑑定となる筈です。

神噐・太極『寶』発見と、事の次第はインターネットで、既に発信されています。(コード末尾記載)

貴番組にお送りいたしまた同封書状は400通を超える私の10年に及ぶ軌跡 一部で、整理選抜

された書状は既に発信準備を終えております。


私の悲願は、高さ僅か11cmの獅子陶印が現下の大恐慌そして暗澹たる世相の、“希望”の『寶』

となる事です。


願わくは中島先生のお口添えにて鑑定が台湾故宮および台湾道教学者も加えた神噐・太極『寶』の

合同・最終総合鑑定となる事を切望するものです。


いずれにしても、“太極の扉”を開くか、はたまた平成承禎の“傲慢”を“断罪”するか中島先生の

“正眼”と“相対”する事を“白洲”で控えております。


陶博“真人”中島先生からの“吉報”を“一刻”千秋の思いでお待ち申し上げております

未熟者の不調法と不作法の段々、平に、平にご容赦願います。

                                     不乙

                           平成13417

                             平成承禎(高木 健三)