漁師料理店の主・H氏A

 

その彼は氷見で海鮮料理店開業を目指していた

土地を買い、開店まで色々しなければならない事が山ほどある

私は「寶」で疲れ切った体を癒すように、彼の店造りに関わった

看板屋さん、魚の仕入れ先、店の小物用具の仕入れ先、また店舗の装飾品その他

骨董品屋の市にも連れて行った

また店内の目玉となったモニュメントを創作した画家の広瀬氏も紹介した

広瀬氏はご存知「寶」本の挿絵を描いて戴いた人である

店の看板の板も看板の文字も、紹介した郷土史家の川渕先生が関わった

更にその後、横の土地も私がお世話する事となった

土地の所有者は私の同級生であった

その他色々店作りに関わった

それは妻が遁走する1年数ヶ月前頃である

そしてH氏は私と妻との関係も薄々感じていた

そして私は毎日と言ってよい程、H氏の自宅で食事を頂いていた

一年数ヶ月一日平均1.5食、御馳走になっていた

泊まりもかなりあった

家庭料理が懐かしかった

とりわけ味噌汁がありがたかった

それ以上は言わない

H氏の奥さんに感謝であった

今もお店へ行くと私のために、焼酎が置いてある

7・8年近くタダ酒である

親戚同様の長い付き合いとなった

                                                                 平成191130