承禎の人生の奇跡  其の五

第四版が平成12年9月15日であるから、その年の恐らく、7月のある日の

真夜中である

その頃、「寶」本の刊行は天子皇帝の数位に合わせた9・1・5の数位に合わせ

9月15日に決めていた

もはや、最終段階に入っていた

各原稿の入れる順番、添削・挿絵の選定と配置それらを一人で思案である

だれも手伝うものはいない

そして表紙の紙の質、表紙と裏のデザイン・写真イラストのカラー部門・獅子

印のプロの写真屋さんに依頼・書中のイラストの依頼・巻頭の文章、あとがき

の文章、最終的に印刷やとの打ち合わせ、その他一人でしているので、頭の中

は、大混乱であった

そんな7月のある日の真夜中、部屋の4畳半で、文章の添削その他をしていた

時、部屋前方天井の廉隅が★突然真っ白になって光り輝き、同時に部屋全体が

真っ白になった。

そして、前方上の方から、柔らかな光の帯がゆっくり自分の方に流れてくる

そしてその光の細い数センチ幅の糸状の帯が、私の体に向かってゆっくり迫っ

てくるではないか

これは夢ではない、現実である。

光の帯を自分の二つの目がしっかりと捉えているのである

夢なのか、自分の目を疑った

しかし夢ではない

私はワーォ・ワーオ・ワーオと三度・四度叫びながら、座った状態で思わず両

手を広げその光の帯を全身で受け止めていた

すると光の帯は、私の体を突き抜けて後ろへ流れてゆくのである

そのときうしろを向いた記憶はないが、確かに私の体を貫いて背後に流れてゆ

くのが知覚できた

痛いとか熱いとかそれは一切ない

私はただ両手を広げてはかりの洗礼を浴びていた

優しく柔らかい光の帯だった

そして自然と目をつむり、この超常現象を心で感得していた

そして薄目を開けたら、ゆっくり光の帯は消えて、部屋が最初のシロ状態にな

って元の状態に静かに戻った

自分は放心状態ではなく、この夢・幻でない超常現象を確認するかのように、

そこに、無心で座っていた

それが時間にしてどれくらいであったか定かではない

振り返って自分の感覚的には、3分ぐらい、しかし現実は1、2分であろう

誰も私の話を信じないだろう

しかし真実なのである

今もあの時の情景と不思議な感覚が脳裏によみがえる、

キリストや釈迦・マホメット・古今の宗教家・哲学者がこのような体験したの

かと問いたい程の、超常体験であった

「寶」と遭遇して解明に向かった約35年間の年月の中で★@0.5秒の間一髪の

危機★A黄金のカラー初夢・★B背後の白髪の謎の老仙人・★C満天の北斗七

星・そして★D光の洗礼をうけた。

であるから、「寶」解明のCD・「寶」本の内容に枝葉な錯誤はあっても歴史の

太脈大本に200%間違いは無い。

その頃大東建託が高岡をほぼ終え、砺波方面を攻めている

次は氷見市に攻めてくることは明白であった

三陽の金城湯池危うい。

黄色信号が点滅していた、急がねばならない

平成31328