★★★

龍神楊貴妃伝

楊貴妃渡来は流言ではすまない

       蓑虫

この著者も変人である

楊貴妃が日本に来たことを真実として、究明している

著者は、高野山熊野の伝説と楊貴妃を結び付けている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

承禎は長崎に字地名に「楊貴妃」がある天草か、山口県長門市かどちらかの方

が、可能性が高いと考えている

承禎には何とも言えない

ただ3ケ所とも可能性はゼロでは無い

なぜなら、神器「寶」は玄宗皇帝の宦官、高力士が楊貴妃に持たせた可能性が

あるからである

焼成不可能な神器・太極「寶」が日本に現存する

この「寶」を誰が日本にもたらした可能性を追求したら楊貴妃が濃厚である

承禎の推論の方が遥かにリアリティーである

欄外に承禎の推理を掲載しておこう。

読んでいて・著者蓑虫氏は、承禎より教養がある

承禎は中国語が読めない

致命的である

この本で、長恨歌をあらためて、読んだ

「寶」解明・執筆時、深く読んでいなかった

王敏女史に「寶」本をあらためて送るか、悩んでいるかやめておこう

王敏女史も楊貴妃が日本に来た可能性に言及している

うっかりしていた

そこまで推理を広げたら「寶」本は2年〜3年は遅れていただろう

いや経済的に無理であったろう

それに王敏女史が日本国籍を取っているのか分からない

帰化しているなら、送っても良いが、いずれ「寶」が世に出れば必然的に会う

機会もあろう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「寶」本は中国と日本文化の威信をかけた乾坤一擲の戦いである

なぜ30年以上費やしたかは誰も分からない

果てしない果てしない気の遠くなる戦いであった

もう少しである

平成29812

 (王敏女史からの返書)