氷見水産センター講演原稿(7月30日) 

 

はじめに今日の日に万諸繰り合わせ来氷戴いた壇上の諸先生、特別ゲストの竹

内順一先生・さらに加瀬英明先生、広島呉市から駆けつけて戴いた沖田先生、

そして本川市長にも厚く御礼申し上げます。

また今日の日の為に、ご尽力いただいた村井会長にも、改めて厚く御礼申し上

げます。

■「寶」の序章

それでは「寶」の本論に向かう前に、その序章をお聞きください。

私は先祖代々骨董が大好きな、家系に生まれました。

運命の糸が、約30年前、この獅子印「寶」に引きあわせたのであります。

振り返って、まさに、天命・宿命でありました。

解明の予備段階で、日本を代表する陶磁器関係者の幾人もが、焼成不可能と断

言されたのであります。

私は不動産業を30年以上し、2年前に代表を降りましたが、解明の準備段階の

頃は、バブルの真っただ中でありました。

私はその頃バブル崩壊を予見し、戦場を高岡から氷見に移し、売買から賃貸業

転換し「寶」解明をするため事業の大転換を図ったのであります。

そして先祖の墓に詣で、一族の名誉の為、必ず解明すると先祖に誓ったのであ

ります。

私が高校卒業した頃、中国は文化大革命の嵐がふいておりました。

大新聞が、中国に地上の楽園が生まれたかに、書きたてておりました。

その頭目が毛沢東でありました。

当時私は、あの能面の様な毛沢東の顔の裏面に何が潜むか、大きな疑問符を抱

いておりました。

そして獅子印「寶」と巡り合い初めて見た瞬間、中国の5本の指に入る

国宝と直感したのです。

わたしは、この摩訶不思議な獅子印と、能面の毛沢東と重ね合わせながら、「寶」

解明に向かったのであります。

 

■そして解明に突入です

「寶」解明に氷見の図書館・高岡・県立図書館・金沢・大学の図書館・万葉歴

史館・東京神田の中国専門書店・まさにありとあらゆる関係図書を徹底的に読

み漁りました。               

そして約5万の漢字と53万語彙が載る、世界一の『大漢和辞典』を6往復い

たしました

まさに死闘でありました。

ここ数年は、よく寝れるようになりましたが、解明後も含め、25年間の平均

睡眠時間は確実に4時間を切っております。

普通なら倒産か、体が持たないか、発狂です。

 

■それでは本論に「寶」に入ります。      

ここにある写真、獅子の焼き物の印鑑が今日お話しする神器・太極「寶」であ

ります。

●これが1300年前中国文化の黄金期・唐代開元の治で有名な玄宗皇帝が勅

を発し、30年の歳月を費やし完成させた神器・太極「寶」であります。

日本では★飛鳥時代で、遣唐使の時代です。

実物は重さが780g、高さが111m、印台の厚みが47m印台の一辺が7

0mで1ミリの誤差もありません。

また、印台の中に空洞が有りません。          

この手のひらに載る小さな焼き物を、延人員何千万人を動員し、中華帝国が総

力を傾け30年を費やし完成したのであります。

エジプト最大のクフ王のピラミッドが通説で20年です。

神器・太極「寶」は30年です。

まさに、人類史上未曽有の寶です。

もし現代に世界中の陶工が日本に集結して古来の焼成法で再現を試みるならア

メリカNASAが月面に人類を送りこんだ事業に匹敵する壮大な事業となりま

す。

奇跡的に再現なったと仮定した場合、日本の国土から燃料となる樹木が消失す

る恐れがあります。

皆さん想像できますか?しかしこれは歴史の厳然たる史実です。

みなさん地球上で一番多い生活道具は自動車でも携帯電話でもありません、実

は焼き物です。

泥をこねた須恵器から今日の陶磁器まで、何百・千億個もの焼き物が地球上で

焼かれました。

薄いものは、卵の殻ほどのものも焼く事はできます。

しかし空洞の無い厚さ47ミリの、1mmの誤差の無い焼き物は地球上に一点

もないのであります。

高さ2メートルの伊万里や九谷焼の大壺でも、口周り、胴回り、コウ台で4

ンチ以上の焼き物は皆無と云って過言では有りません。

1と五と九は天子皇帝の数位で、高さは15分印面四方の寸法は永遠の数位

九寸の絶対条件です。

磁器の焼き物は水と土を捏ねて、カラカラに乾かし窯の中で約1300度の高熱で

焼きあげます。

水と空気は膨張いたします。

カラカラに乾かした焼き物に0コンマ0・1mmの水・空気があっても膨張しよ

うとします

その力は、あの蒸気機関車を思い浮かべてください

水の膨張の力が何十輌の機関車を引っ張るのです。

窯の中で焼き絞める力と膨張しようとする真逆の力が激突します。

しかも印台・印面は天子皇帝の天下です。

窯の中の炎は制御不能です。

1ミリの誤差、マイナスは絶対にあってはなりません

0コンマ00m1のプラスは国土豊潤の許容数位です。

 

■印の文字                   

また印面に篆刻された「日界・月界・太上老君勅」の9文字は神の文言で未

来の超スパーコンピュ―でも解析と想像は不可能な太極・奇跡の文言です

日界・月界は陰陽説・中央五文字は五行説、中央の「太上老君」は道教開祖の

老子の尊称です。

勅は天子・天帝の詔で全九文字です。九は永遠を現す易の陽極の数位です。

中央「老」六画で易の陰極・地の数位です。

縦3行が奇数の陽数で全画数1〜10を足した55画で、奇数と偶数が4対5

で、道教宇宙で云う陽九の法です。

これ以上説明すると時間が足りませんので割愛します。

大漢和辞典に「寶」とは神・道・宝・印章すなわちハンコとあります。

「寶」は唐朝の神器でありまた、道教の最高法印です。

この印面には道教宇宙の神々が天隠してあります。

その軌跡の文言を考案したのが唐代・謎の道師、司馬承禎であります。

愚生のペンネームはその司馬承禎に因むモノです。

 

■獅子「白澤」               

その神の文言を鎮護するのが中国道教開祖の一人、黄帝伝説に因む白獅子「白

澤」であります。

中国は勿論・日本・台湾・沖縄シーサー・韓国・ベトナム・チベット東南アジ

ア全域に伝播した、獅子文化は全てこの神器「寶」の獅子「白澤」が基で

す。

遣唐使が持ち帰った、正倉院の宝物にあしらわれた獅子は中国皇帝の紋章、龍

75対10で完全に駆逐しています。

まさに獅子白澤の伝播面域は万里の長城を凌駕いたします。                     

氷見市は獅子舞のメッカです。

「寶」解明の全ては天啓、天の意向でありました。

神の文言を焼成に関わった陶工に知られてはなりません

ですから、焼きあげのあと、3年を費やし篆刻したのであります。

分かりやすく云えば、「神の奇跡の文言」を祀る焼成不可能な神の領域の焼き物

にこの獅子を鎮座させたのであります

そして完成なり、記念すべき年号を「天寶」と改めたのであります。

焼成スタートの開元〜完成の天寶までが30年です。

今日まで、世界の歴史家が誰一人知るすべのなかった大唐の国家プロジェクト

でありました。

 

■奪われる

天寶元年・「寶」完成なり玄宗皇帝は、まさに有頂天・絶頂でありました

諺に「唐獅子牡丹」があります。

玄宗は片手に獅子「寶」もう片手に楊貴妃であります。

この楊貴妃を李白が牡丹の花に例えて謳っております。   

両手に華、まさに唐獅子牡丹であります。

その神器「寶」が755年天宝14年に勃発した「安史の乱」で賊軍に奪われ、歴

史の闇に消えてしまったのであります。

そして「あの国破れて山河あり」と謳った、詩聖杜甫が、神器が奪われた事を

悲痛な思いで謳っております。

まさに杜甫は歴史の証人でありました。

愚生は唐代の漢詩を4000首前後徹底的に調べました。

いたしかた無いとは言え、杜甫のこの漢詩に特段の注意を払った学者はおいで

ませんでした。

これ以上「寶」の歴史的裏付けを話していると到底じかんがありません。

いずれにしても、陶磁史・獅子文化・篆刻学・漢詩・漢字学・正倉院文物・唐

銭の銘文・道教史・唐代史・その他あらゆる歴史事象がこの神器・太極「寶」

の存在を指し示しているのです。

大漢和辞典に神器は天下の覇者がもつ器とあり、安史の乱は神器「寶」の争奪

戦でありました。

ラジオやテレビの無い時代です。             

古銭を見せて、「得一元寶」「順天元寶」の貨幣を急ぎ発行し全土に通達したの

です。

まさに中国共産党が夢見る中華帝国の歴史は、根底から塗り替えられたのであ

ります。

個々の学者と学会撃破

解明を終え、東大の2名の名誉教授を筆頭に著名な学者数十人に寶本をお送り

し「寶」本の真偽・是非を問い質しましたが、皆さん沈黙・背走です。

個々の先生に見切りをつけて「日本道教学会」「東方学会」「中国学会」「中国関

連学会」4550名が参集する中国史を研究する四学会に進軍です。

四学会には、拙速を避け、礼を尽くし1年をかけ3度、配達証明書つきで役員

全員に「寶」本を届け、真偽・是非を問いましたが、沈黙でありました。

                        

そして最終、内容証明書受け取り以後1ケ月以内に回答なくば、「寶」の真偽是

非を認めたモノとするとの最後通告をしましたが、遂に応答無く歴史部門は完

全終了であります。

「寶」解明の拙著は、歴史の完璧な科学的証明であります。

現代の学問のほとんどは医学とおなじく歯科・眼科・耳鼻科・胃腸科などの縦

割り学問です。

群盲象を撫でる。縦割り学問の大学の諸先生方では、余りにも無理が有りまし

た、

★今は亡き黒川総三先生が、小生の「寶」本を読んで「一点の非の打つ所が無

い」と驚愕され、学習院女史の中国思想研究の第一人者であらせた★吉野ひろ

こ裕子博士が著書「陰陽五行と日本の天皇」に「寶」を最終第九章でとりあげ末尾あ

とがきに小生の実名を掲載させていただきました。

また、日本の知性と謳われたNHK経営委員会委員長草柳大蔵先生より、神器

「寶」を完全に喝破した身に余る玉書を賜わっております。

また中国美術工芸で世界的に有名な京都藤井有鄰館の藤井善三郎元館長にも、

25年間一貫して絶大な支持を賜わっております。

今日今日まで日本中の誰一人として、異論反論を唱えた先生は只の一人もいま

せん

今日以後も、異論反論を申し出る学者が、もしいたら、その方は自分の無学を

天下に晒(さら)す結果となるでしょう。

何故なら「寶」は完璧を具現した神器だからです。

 

■神器降臨

寶が日本に来たのは空海・最澄・円仁等の入唐八家か鎌倉五山の帰化僧か、

それは歴史の蜃気楼であります。

確実なのは文化大革命で道教を弾圧・破壊した毛沢東率いる共産党一党独裁の

中国を嫌い、この日本国に降臨したのであります。

「寶」解明の全ては天啓、天の意向でありました。

 

■東洋陶磁学会

日本における陶磁器研究の最高峰「日本東洋陶磁学会」その名誉顧問が来賓の

竹内順一先生です。

学会を代表して、公式に確認戴き30年の戦いは、完璧に終えたのであります。

これにて中国四千年文化の黄金期唐代の歴史は根底から塗り替えられたのであ

ります。

世界中の中国史研究の膨大な研究書が書き換えに迫られております。

日本最大の大漢和辞典も漢字・語彙の解釈に訂正・削除・補正が求められます。

中国は勿論・世界の膨大な研究書もしかりです

まさにトロイアの遺跡を発掘したドイツのシュリーマンに匹敵する驚愕の歴史

の扉が開かれたのです。

■日本政府の対応

愚生は平成10年の小渕内閣以来、政権が変わるたび政府閣僚、主要国会議員

50名以上に配達証明付き郵便で、世紀の「寶」発見を訴えて来たが梨の礫であ

りました。                    

17年前、中国若手ナンバーワンの王敏女史が驚愕し、陳健大使が動き故宮博

物院より公式鑑定が届きました。

王敏女史は電話で、タ・タ大変な事ですと電話の声が興奮で震えておりました

中国政府が即刻動いたのに日本政府が動かない、過去20年間、日本の政治家

の危機管理意識の余りの低さに茫然自失であります

「寶」は単に中国4000年の文化の黄金期唐代の歴史を覆したに止まるものでは

ありません

台湾・北京の故宮博物館に収蔵された美術工芸全てを集めてもこの獅子印「寶」

一点に及びません、

「寶」は対中国に向けた核兵器何十発に匹敵する太極・文化の戦略核です。

中国の小・中・高・大学の歴史と美術の教科書即ち何億冊の教科書が書き改め

に迫られます。

しかし世界中のマスコミが騒いでも中国は黙殺する筈です

日本で発見され、しかも法倫功などの道教信徒を今日も弾圧する共産党一党独

裁の中国です。

中国共産党は、文革や天安門事件・チベットなどの暗黒の近代史を覆い隠す為、

パンダですら微笑外交に狡猾に利用しております。

 

■千載一遇

みなさん千載一遇の諺は、「寶」から生れたので御座います

千載一遇とは千年に一度巡り合う事です。

寶は天から「戴」いた・

そして再現は千年かかっても不可能であろう

そして千年経ったら巡り合うだろう!!!!

まさに1300年の時空超えて、国際道義を真摯に貫く、この日本に降臨し、

日本一の阿呆が、千載一遇の知遇を得たのであります。

その千載一遇の、文化の戦略核を日本政府は生かす事が出来るか、果たして戦

略家がいるのか???

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

道教のメッカである台湾との友好も視野にいれ、膨張中国の戦略を立てて欲し

いと願うばかりで有ります。

この「寶」が旧市民病院跡地の多目的文化会館に展示するなら世界中から観光

客が押し寄せます。

地方創生の補助金も優先的に受けられることが期待できます。

会場の皆様の絶大な声援を背に、本川市長を先頭に政府への積極果敢な働きか

けを、期待するものです

まさに今日のこの会場が神器・太極「寶」の出発点であります。

最後に「寶」解明「寶」本に枝葉な錯誤はあっても歴史の大本・根幹は99、

9999%間違いは、ありません。

ご質問は多々あろうかと存じますが、インターネットに「寶」のHPがありま

す、アドレスはお手元のダイジェスト版の末尾にのっております。

それを見たうえで、機会がありましたら、どんな質問にも応対する所存です。

以上、御静聴ありがとうございました。

平成28725日