★★★

知的好奇心  稲垣佳世子

 

図書館の廃本を何冊か貰って来た中の一冊である

なかなか面白い

心理学的人間考察の本である

よくよく考えて見ると、承禎の様ないい加減で、それでいて好奇心が人の数倍も貪欲な人

間ができるのか、我ながら不思議である

ある意味、男女人間に対する好奇心が旺盛で有る

人間の中にも、ウサギ科、羊科・牛の仲間、馬科・オオカミ科・蛇科・蟻科・象科・色々

な種がいる

承禎はそれ等の仲間の多種な特徴を備えた変態の新種かもしれない

だから、一人で何十年間人間ジャングルを生き抜いて来た

一昨日も金沢まで車を飛ばして、北野タケシの変種の脳味噌に興味が湧いて見に行って来

HPの観劇コーナーで分かる通り、人より芸術や音楽その他、多種多様な観劇は断然多い

はずである

そして、骨董品や絵画は何万点見て来た

未だ性懲りも無く、女に対しても好奇心が人より断然多い

呆れる程知的好奇心が旺盛で有る

この本の中に動物の動機づけにアメと鞭が必要とあった

そして空腹が動物の躾けに重要とあった

そう承禎の猟奇的とも思える行動の原点は飢餓意識である

腹が減る、食えなくなるそれが行動と働きの原動力である

承禎は一定のお金や腹が満たされると、途端にナマクラになる

野良犬と同じタイプである

間違いなく血統種の仲間では無い

肉体的空腹と同じく脳味噌も満たされない状態は不安定に陥る

それで、むやみやたらに本を読む

それも胃袋と同じに脳も栄養の偏りを嫌い、幅広いジャンルを読む

腹も脳も満たされないと精神が不安定になる

最近ようやく人類らしくなったような気がする

この本を舐めて、自分を少し客観的に述べて見た

終わり

平成28826