★★★

唐伝奇入門

          呉志達

先日「唐代伝奇」を舐めた

もう一冊図書館から、この「唐伝奇入門」を借りて来た

著者は中国人である

唐代の小説界の全容が分かる良書である

「寶」解明時、この本はたぶん読んでなかった

唐代の文学界から文化の黄金期、唐代の隆盛が、よく分かる著書である

またまだ唐代の奥行きと広がりは大きく茫漠としている

承禎は杜甫や李白の歌を解読観賞する力は無い

ただ3,000首のなかから「寶」に関する歌を探しだしたに過ぎない

確信を更に不動にするため、唐代をあらゆる角度から徹底検証で有る

あくなき戦いである

この本は良かった

「唐伝奇」がどれほどの量なのか承禎は知らない

この著書にも自分の確信を揺るがす伝奇は無かった

この著書を読んで自分の能力のなさを痛いほど知らされる

唐代伝奇のある程度の量を知っただけでも意義が大きい

長恨歌伝と長恨歌の存在を確認した意義も大きい

玄宗皇帝の時代の112120頁を記録に残しておこう

平成28328