閑のついでに、恐れ多い事であるが「神」について考えて見る事にする

「神」の「ネ」は本来「示」ヘンで「示」の上部「二」は陰陽で下の「小」は

「日」「星」「月」と確か道教辞典か大漢和辞典に載っていた

即ち陰陽・日月星が「申す」それが中国古来の「神」の意らしい

哲学辞典にインドの神々を漢訳では「天」と訳したとある

なるほどと納得した。

西洋の格言に

@  「もし神が存在しないとしたら、彼を発明する事が、必要であろう」

ウォルテール

A  「神は汝の中にあり」            ヒフティ

B  「すべての人間の一生は神の手によって書かれたお伽噺に過ぎない」

アンデルセン

なかなか含蓄のある格言である

承禎は無信仰であるが、無神論者では無い

神が存在しないとなると、人類は勿論、個々の人間も自省、ブレーキが無い状

態になる

上記の諺@はまさに納得である

煩悩の塊の承禎であるから、自らの心の中に「神」の存在が無意識ではあるが

本能的に頭をもたげ、自制装置が働く。

考えるに釈迦もキリストもマホメットも人間である

普通の人間よりも神の存在に最接近した、崇めるべき人間であろう

戦争や貧困、鬼畜の様な人間の諸行、救いようのない現世、娑婆を救済せんと

自覚した悟り人であろう

神の存在を説いた偉人である

しかしまたその信仰と教義ゆえ何十万何百万の人々が残酷な死に追いやられた

歴史がある

中には残酷な仕打ちに、「神も仏もあるものか」と死んでいった多くの人間もい

るだろう。

宗教の死後の世界、浄土や天国はそんな彼等の救済の天上界である

神とは何ぞや

神の存在を科学的かつ合理的に証明はできない

さりとて神の存在を科学的かつ合理的否定が出来ない

そこが悩ましい問題である

宇宙の始まり、ビック・バーンは神の意志によって起きたのか

確かギリシャ神話に天上界の神々が相談して人間界を造ったと云う

人間は自己の能力に限界を感じる時、願望や期待を超えた存在を神とし、「苦し

いときの神頼み」を願う

超人的、荒行・苦行をした人が、キリストであり仏陀そしてマホメットなので

あろう

心技体にわたる隠れた練磨をした世界的スポーツ選手の王貞治・イチロウや白

鵬さらにオリンピックの金メダリストであっても神様とは云わない

それでも彼等に聞いてみたい、神の存在を感得したかと?!

承禎は「寶」解明時、神の存在を感得した不思議な体験を3度もしている

その神秘的現象をここでは書かないが、まさに今もって、深い祈りの中にある

8年間平均睡眠3時間〜3時間20分の気の遠くなるような世界

8年間まさに一心不乱、2時間30分の世界が3ケ月〜4ケ月続く日々が3回あ

った・・・・・・・・狂気の世界であった、

何年間も頭に氷を載せて冷やしていた

発狂しなかったのが不思議な世界である

馬鹿は死なないを地でいった

キリスト・釈迦・マホメットもその様な経験をしたのであろう

アメリカNASAの研究員・櫻井先生の「宇宙には意思が有る」の著書に感動と

深い共感を覚えた

そして確かビック・バーン説のイギリスのホーキング博士の宇宙の法則そのも

のが神との説にも深い共感を覚えた

アメリカの宇宙飛行士の何人もの人が、神の存在を感得したと云う

承禎はまだまだ煩悩の塊で、「もとの木阿弥」である

まだ、5年ほどは、煩悩の海を漂流である

下で従業員がてんてこ舞いしているが相談役の承禎は余程ヒマなのである

今日はここまで

平成2833