承禎のこれからの食道楽

人生は一度しか無い

糖尿もあって、長らく粗食に甘んじて来た

食事は5感・味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚を満足させるものでなくてはなら

ない

味覚と嗅覚は当然であるが、視覚に訴える盛りつけの彩りもまた大切である

料理を目で堪能するのである

また食事処の音楽などの聴覚に訴える雰囲気も大切である

もちろんコリコリなどの歯触り、舌鼓などの聴覚

そして口と舌で確かめる触覚

それらの五感全に訴えるのが、料理人また店主の感性なのである

感性豊かでない料理人経営者は二流である

その意味で、今後京都の一流店・三ツ星マークの料理店なども是非訪れて見た

いものである

日本料理の極も、やはり茶道に通ずる

日本料理に比べて中華料理屋・韓国料理はランクが間違いなく劣る

中華料理は素材が悪いから、油で炒めそして唐がらしやニンニク多くのスパイ

スミで味付けする

その妙は認めるが、素材の持つ本来のお味は霧散している

料理のウンチクを言えば、日本料理はまず山海の素材が違う

その素材の良さを最大限引き出す

さらに素材と素材のコントラストも大切である

マア間違いなく日本料理は世界一である

この素晴らしい日本に生れて感謝しか無い

「寶」を世界の至宝と一発で喝破した承禎である

日頃は粗食に甘んじているが、本当は、密かに、食通と自認している

食と女もまた王道に通ずる

どちらも承禎の食べた数も普通の人の三倍、そして国際色である

一芸は百般に通ずる、広く浅い百般もまた一芸に通ずる

承禎は美食家ではないが、欲望が人より貪欲なぶん食道楽と自認している

来月これまで二度訪れている岐阜古川の○○亭の食事を楽しみにしている

人は旅人

美食は女性から食の世界にタイムスリップ

氷見の魯山人、承禎の食道楽はこれからである

平成28217