★★★

『中国古典散歩』 監修 駒田信二

 

やはり唐代の杜甫・李白・王維が登場する

そして50年程下った白居易(はっきょい)=白楽天も登場する

★白居易の別名が白楽天とは知らなかった

「寶」と玄宗皇帝・司馬承禎の歴史の上下周辺を、色々な研究者の著書で更に

確認作業である

「寶」の解明・執筆・刊行後の18年経った今も追及検証は続いているのである

何十人の個々の学者も、そして4550名余が参集する四大学会も誰一人神器の事

にスポットを当てて疑問や推測してはいない

まさに「群盲象を撫でる」である

象は「寶」である

それでも★の事が分かっただけで、この本を読んで収穫であった

唐詩の選集には宋の「三体詩」明の「唐詩選」清の『全唐詩』など万を数える

詩が残っているらしい

承禎が調べたのは約3000首で、それらの10分のTにも満たない数であろう

玄宗皇帝すなわち「寶」勅令の盛唐以前をどれだけ調べても「寶」の関係詩は

確実に無い

マアこの著書の題名通り、承禎は唐代史の「散歩」である

かなりの余裕で有る

それにしても学会の学者には呆れてしまった

厚顔無恥・机上の学問、驚き以外の何ものでもない

筑波大学の堀池など学者の風上にもおけない

学問とは覚悟で有る

覚悟なき学問は御遊びである

何度でも言う「群盲象を撫でる」である

中国史の四大学会は耳と目を塞いだ沈黙の亀である

マア仕方が無い

小誌であるが、この本に「論語」『紅楼夢』「魯迅」「司馬遷」「孟子」「老子」「烈

子」「荘子」「荀子」「韓非子」「菅子」「孫子」「呉子」その他昔、パラパラと舐

めた諸子百家が載っている、

「寶」本執筆以前40年近く前に舐めた名前もある

承禎は頭が悪いから、繰り返し巻き返しするしか手は無い

致し方ない

人間死ぬまで勉強である

平成28124