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「時間のパラドックス」 中村秀吉

 

?読んだ、記憶が微かにある

図書館の廃本で昨年暮れ持ち帰った10冊の中の一冊である

メチャクチャ面白い

承禎にとっても時間は重大問題である

間違いなく、人生は時間との戦いでもある

その時間の本質、概念が科学的にも哲学的にも規定できない

パラドック矛盾に陥る

「哲学辞典」で時間を調べると、これまた結論があって無いに等しい

矛盾、ジレンマ・逆説の堂々巡りである

インドのバラモンなどの哲学者も時間を、どう捉えるかは、重大問題であったらしい

釈迦の仏教もそうらしい

著書に、旧約聖書の冒頭に「神がこの世界を造りたもうた」とある!

もし神が世界(時間の始まり)を造ったのなら、時間の始まる前に神がいたことになる。

!神の世界には時間が無いのか!!!!これまた矛盾、パラドックである

時間に始まりと終わりがあるのか??????????

物理学的に宇宙の始まりを考える時、イギリスのホーキング博士が提唱するビックバーン

説が有力である

それでは、ビックバーン以前が神の世界なのか???????ビックバーン以前に時間はあったの

!

膨張宇宙のその果てに時間はあるのか??????????????

・・・・・・・・・・・物理学的にも哲学的にも答え様の無いジレンマ、堂々巡りの禅問

答が始まる

それはさておき、承禎にとってこの約25年間、時間こそ重大問題であった

「タイム・イズ・マネー」「タイム・イズ・ノット・バイマネー」時は金で買えない

即ち、時間=命なのである

著書に過去・現在・未来の時間区分に、面白い論法が載っている

Eは現在である

Eは過去である

Eは未来であった

 

Eは現在において現在である

Eは未来において過去である

Eは過去において未来である

 

Eは現在で有る

Eは過去である

Eは未来である

 

解説は省くが面白い論法である

それはさておき、来世を見た者はいない、従って人生は一度しか無い

そして時間は有限である

平均寿命が85歳としたなら

85年×365日×24時間=である

時間の密度をどのように上げるか

時間の活用によって時間と生産効果、濃度は増す

また、密度が濃ければ濃い程、時間のスピードは速く、時間を消費する

ヒマな人ほど時間は永い

時計は24時間規則正しく時を刻むが、その人によって時間のスピードは違う

時間はその人によって、質・量が違う

子供時代の一日は、大人の何倍も長かった

このごろはあっという間に一日が過ぎる

いや1年があっという間である

承禎のこの十年は,瞬き、光速で過ぎた

承禎からはパチンコをする人間は、時間を浪費していると断罪してもよい

時間の浪費イコール命を削る、捨てていると云わざろう得ない

泣いても笑っても一度しか無い人生である

日没、日暮れは早い

しかしそれまでの人生経験で生産性や生活密度は若いころより中味は濃い、反比例してそ

の分また時間は更に速度を増す

矛盾・反比例・ジレンマである

現在地の承禎の位置を自覚すると、こんな哲学的・形而上学的・神学論争をしている場合

では無い

パスカル・カントその他世界の哲学者・また釈迦・キリストなども答えの無いブラックホ

ールに陥ったであろう

そうそう何かの本に載っていた

ブラックホールは時空をも捻じ曲げるとあった

時間は直線と基底する物理学者がブラックホールにバンザイをしてホールに身投げしてい

るかの様である

我々が頭の中で、死後の世界を描く時、そこにはやはり時間を念頭している

死はその人にとって時間の停止とも云える

時間を直線として表現するなら、我々はその始まりの無い始発から終わりのない終点の直

線状の一点にいる

しかも気の遠くなる直線状の針の刺す一点で泣いたり笑ったりして80億の人間がモガイテ

いる

仏教的にはそれを刹那、時間を言語で表現すると、それを「瞬き」一瞬である

時間の手持ちを増やそうとすれば、何もしないような生活・

自然と共生・自然に身を委ねるような、生活、日本脱出である

それでもせいぜい、二倍ほどであろう

牧歌的に、のんびり生きれば、生産性の放物線も一挙に落ち、時間の手持ち量は、大幅に

増えるであろう

時間の獲得、創造も承禎にとって、今後の課題である

人間その人、その人の、生きるスピードが違う

即ち、時間の速度が違うのである

マア承禎は普通の人の10倍は速かった

その分、時間の消費も人の10倍であった

サラリーマンの人はある意味御気の毒である

時間が拘束されるからである

拘束されると云う事は、従業員全員の時間が一定化されると云う事である

人生を振り返って不動産業に従事した事は、最大の幸福であった

自分の時間を自分でコントロールできた事である

時間を早めたり、遅めたり、自分で時間をコントロール操縦できた事である

残念であったのは、速読術を身につけられなかった事であろう

それでも7000冊にも及ぶ著書の中味を多少なりとも理解した事は大きかった

このHP読者よ、頭の悪い承禎はこんな時間と向き合ってHPの視聴率を上げる為、時間

をロスしているのである

承禎なりに結構努力しているのである

最後に時間を攻略しない人間は、絶対に人生に成功はしない

時間を攻めた人間だけが、人よりも果実を得る

成功と果実を得た者は並みの人間の何倍もの時間=命=人生を失う

この本を読んで、承禎なりに時間を宇宙規模から哲学世界・そして現実世界から考察して

みた

最後はパラドックス、矛盾とジレンマ結論の無いブラックホールであった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・沈黙の時間

また下らなくも、チョット知的で気取った原稿を書いた

夜中の3時半、今日はここまで

平成28112