「日本一の村」を超優良会社に変えた男

                       溝上憲文



岩手県滝沢村の村長、柳村純一氏の驚きの、村政改革の記録である

村と言っても氷見市の人口とほぼ同じ53000人である

地方自治体として初めて「日本経営品質賞」を受賞したと言う

氷見市長はじめ職員全員必読の書である

図書館の新刊本である

借りてきて一気に読んだ

夕張市と対照である

柳村村長は改革に取り組む前に、村の職員全員の性格・資質・派閥、その他を知るため毎

日毎日職員と酒酌み交わしたという

我が町のお殿様は?

つい先頃、市の中堅職員が裸の王様と評していた

市長は財政悪化の元凶となる市民病院の公設民営化に必死に取り組んでおられる

これは市民等しく認めるところである

しかしながら、先頃の公務中の公用車での交通事故を見るに、末端の現場を掌握していな

い事は明らかである

現下の市の財政状況と、更に厳しさを増すこれからの状況を考えると氷見市長を引き受け

る人は殆んどいまい

現市長に頑張ってもらうしか今のところ術は無い

著書によれば、2007年度の国の債務残高は607兆円で更に厳しさを増すと言う

当然地方交付税は更に削減の方向にある

氷見市夕張市となれば、三陽地所も一巻の終わりである

私がこのHPで行政を酷評し、「キトキト提言」で必死に叫ぶのは、そのためである

5万4千人の市で70%前後の賃貸を信託戴く不動産屋は北海道から九州まで殆んど無い

であろう

利益は少ないが必死で創り上げた私の牙城である

それですら氷見市の前途を考えると不安は恐怖に近い

私の日本で指折る牙城も砂上の楼閣になる恐れがある

我々不動産屋は川底を見ている自負がある

当局は川面を見ているとしか思えないのである

市当局と私との危機感は天地の差がある

本書で取り分けオドロカされたのは通常なら24億かかる道路を住民達が700万円で仕

上げたと言う

それも柳村村長の発案と言う

参った

急ぐのでこの原稿は見切り発車

兎に角当局と市会議員は必読の書である

最後に柳村村長は3期12年財政再建にメドをつけ勇退したと言う

出処進退を心得た市長である

 

以上

平成191014