沖縄その二

 

   

二日目、○氏のマンションを訪れ、あらためて自己紹介をして「寶」本の中味と、承禎の

現状を説明した

そして○氏の奥さんと6人で食事をする為、予約されていた料理屋に向かった

その途中、普天間基地の一角に車を横づけた

空港の外周、フェンス沿いに延びる4メーター道路の直ぐ横が住宅で、基地移転は絶対に

必要と納得した

誰が考えても、危ない

その距離からヘリの離発着は無かったが爆音は凄いだろう事が一目瞭然である

そうそう、沖縄の人は約束の時間を平気で守らないらしい

それと四日間、飲み屋に行ったが、どの店も忙しく、そして若者が多かった

さらに笑い声が絶えなかった

南国で陽気な性格が想像された

それに、本土の人間と顔の造り、表情が微妙に違う

また九州を旅した時、米や料理が不味いのを経験していたので、沖縄もキット不味いだろ

うと想像していたがやはり不味かった

ドライブインで食べた、名物の沖縄ソバも不味くて喰えなかった

四人とも名物うどんの、ドンブリの七割は残した

参った

それと、家々がコンクリート造りで、殆ど平屋か、せいぜい二階建てで、しかもセンスが

無い

街全体が雑多な造りであった

台風のせいと、木材が無い為と理解した

気候もさりことながら、これでは情緒や感性が育たない

日本中を旅して、所変われば品変わる、人間も千差万別である

北海道と沖縄の差、日本は実に変化に富んだ国である

そうそう、二日目の夜、飛び込んだ居酒屋の主人と奥さんが沖縄民謡の名手でたっぷり沖

縄三味線と太鼓で歓迎してくれた

そして沖縄民謡の踊りの手振りを教えてくれて、我々も一緒に踊った

踊って沖縄に来た実感が湧いた

楽しい楽しい一生の思い出、最高の気分で有った

平成27422