黒川総三先生B

 

本格的「寶」解明に突入した初期の頃、「太上老君」が道教の神様である事を伏木国分の喫

茶「山野草」のお客との会話で知った

そしてその後、太上老君が老子であることも本で知った

今では笑える事だが、当時黒川先生は私が太上老君が老子である事を当然知っていると思

っていたふしがある、(ホント)私は知らなかったのである!酷い話である

それはさておいてその頃、黒川先生から「寶」本の参考文献67番の『道教辞典』をお借

りさせて戴いた

その『道教辞典』は黒川先生が中国より取り寄せた辞典であった

この『道教辞典』を初めて拝見させていただいた時、正直ナンジャコリャ?????!

ムムムムムムムムムムまさに驚きしかなかった

漢数字・星座・道教の神々がずらり居並ぶ

とりわけ漢字の、数学の解釈書のような内容であった

不思議な漢宇宙を覗き見るような辞典であった

後に同じく中国から取り寄せた『新唐書』『旧唐書』『山海書』全部で100冊前後と思う

それらもお借りした

全て中国語で書かれてある

参った

それでも私は90%、殆ど自力で格闘したのである

この無知と言って過言で無い私が!である!!!!!!!!

「寶」解明の最終段階に『大漢和辞典』を黒川先生の紹介で安く購入できた

黒川先生なくして「寶」解明は有り得なかった

万葉集の研究家であり歌人そして漢字研究では日本で指折るお方である

「寶」本を完成して差し上げた時、ホップ・ステップ・ジャンプで来たネ

そして“大本において一点の非の打つ所が無い”と吉野裕子博士に書状を認めていただい

今年に入って書き直した新「寶」本もお届けし、目を通していただいた

吉野博士と殆ど同じ90才である!

黒川先生は天が使わした強力な援軍のお一人であった

平成19823