宅建高岡支部研修旅行その@

 

一昨日の28日と29日宅建協会高岡支部の研修旅行であった

途中ゴルフ組と観光組と二手に分かれた

ゴルフ組は雷の鳴る豪雨の空模様での決行であった

意見は二つに分かれていたが、決行との少数意見が他を圧して、尻込み組も渋々下車

気の毒な位の天候であった

ゴルフ組の空模様を案じながら、観光組は勝山の壮大な越前大仏、そして大野市内、江戸

時代の藩の財政を立て直したという、名臣、内山家老屋敷跡を見学した

また大野市は湧き清水で有名な町で、淡水魚イトヨが生息する、そのイトヨの生態を紹介

し、実際にウォッチングできるイトヨ会館を訪れた

子供の頃、背中に棘を持つイトヨを生家の前に流れる排水路で捕まえた経験があり、何十

年振りにイトヨを見て懐かしい思い出に浸った

お宿は芦原温泉、旅行の少なかった私は勿論初めてであった

楽しい旅の話は別稿そのAに預けるとして、翌29日は越前海岸にある、冬の茶花の代表

格、水仙会館を見学した

メル友のアチャコは雪深い越後の水仙、鶴首の様なスラリとした一輪挿しの女!水仙の黄

色が似合う女性である、水仙は別名雪中花と呼称される茶花である、そんなアチャコを水

仙と重ねながらバスは一路福井市内へ、そして市内中心部にある徳川家康の次男、藩主松

平公の下屋敷を見学した

昭和になって史料を基に忠実に再建された館である

池の周りの庭園も丹精で、全体が柔らかで、心休まる名園であった

館で一つ感心したのは、床の間の欄間であった

井波彫刻などのような匠を施した立派な欄間では無い

欄間の代わりに簡素な枝木が高欄に這わせてあるだけであった

下屋敷とはいえ藩主の別邸(現養浩館)である

デジカメの容量が一杯で撮れず、皆さんに御見せできないのが残念ですが、兎に角

ワビサビの極地と云うか、遊び心の極地と云うか、贅を戒めた松平公の心意気なのか、い

ずれにしても、唸った!

通常我々が目にする華麗な欄間や質実なオサ欄間などの代替えに、この様な禅の極地の様

な遊び心を施した匠と、その趣向を斟酌した藩主松平公の心意気を思い浮かべると、思わ

ず唸った

欄間の小さな趣向から家康の次男、松平公の心の中が垣間見る事が出来る

昔より見る目が少し上がった(オホン)

旅行の2日間は楽しいHP原稿のネタの山!

その@はここまで

平成19830