★★★★★★★★★

納棺夫日記

 

古本屋で迷わず買って来た

映画「送り人」の原作である

「送り人」はイオンの映画館で見た

アカデミー賞を取っただけの事はあった

この映画は日本映画の至宝となった

山崎務・モックン・配役も素晴らしかった

表紙に映画監督が感動した原作とあり、迷わず手にした

しかし映画のストーリーと、著書の内容が全然違った

落胆と思いきや、素晴らしい内容であった

著書の中で釈迦も親鸞も光を浴びたとある

親鸞はその光を無碍(むげ)光・不可思議光と名付けたとある

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初めて明かすが承禎も、不思議な光を全身に浴びた経験が有る

それは「寶」解明の最終段階のある晩であった

四畳の部屋が真っ白になり、部屋全体が神々しい純白の光の空間となり、そして斜め上前

方から光の光線が私の全身めがけて、ゆっくりと、放射してくるのである

そしてその光を全身に浴び、私の身体が無白色の光と同色になり、無感覚、無思考状態と

なった

そしてその光は私の全身を貫いているのを無思考、無感覚の中で知覚していた

時間にしてどれくらいか???

一分か、十数秒であったと思うが定かでは無い

幻覚なのか

私は両手を広げ、私を貫く光を何かの絵で見たキリストのように、その光を全身で受け止

めていた

夢・幻・神々しい神秘体験であった

「寶」解明に約8年

平均睡眠時間は3時間半

酷い時は数カ月2時間半を切っていた

最終段階「寶」解明でまさに狂気の世界にいた

今もって、あれは現実で有ったのか、夢・幻なのか定かでは無い

しかし、その体験により、「寶」本の中で、聖書や宇宙の事に触れて書く事が出来た

この著書で親鸞と神岡デンのニュウ・トリノ話で私の体験が決して幻覚で無い事を納得し

普通の人にこんな神秘体験を話しても誰も信じまい

ひょっとして、釈迦やキリストと同じ体験をしたかもしれない

「寶」本を書きあげた事、自体神がかりである

不思議なことである

良書は直ぐ光ちゃんに薦めた

もう一度ジックリ読みたい小説である

平成25625