泣く



何十年間、自分自身の事で泣く事は全く無いと言って過言ではない

不思議である

小学生低学年の頃、近所の年上のK君、同級生のK君に喧嘩に負けて2度泣いた事があっ

それ以外自分の事で泣いた記憶が無い

泣くのは他人の悲しみ、強い感動を受けた時涙がこぼれる

北朝鮮による拉致被害者の心情を察すると涙が止まらないのである

また夏の甲子園の決勝戦など見ていると感動して思わず涙がこぼれる

恥ずかしくて他人と一緒にテレビなど見ておれない

世の垢にまみれた自分と比較して、無心かつ純白の高校生のプレーに限りなく感動するの

である

とにかく最近は涙腺が弱くなっている

しかし他人の事で泣く自分が好きである

自分の事では泣かない

自分の悲しみは、その泣く原因を徹底的に究明して心の中で消化してしまうからであろう

それでも泣くと心が洗われる時がある

心の曇りが洗い流され、透明度が増したような感じがする

喜怒哀楽の多い性格である

そんな自分が結構好きである

そんな事を思う今日この頃である

もう直ぐ、夏の甲子園が始まる

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平成1983