バブルと株

 

全てが思惑通りいった訳ではない

思い通りにいかなかった事を記しておこう

その一つは株の事である

私はバブル突入以前、別れた妻に株をする事を勧めた

株を自分が直にすれば、欲がかかって相場全体見えなくなる

正常な判断が出来なくなる

最前線で戦えば戦局が分からなくなる

!!!!!!!!!

私は東京から帰郷後、バブルの到来を予感していた

あのNTT株以前、妻に転換社債などを買う事も積極的に奨励していた

そして彼女はNTT株を友達の名前も借りて抽選で5株も手に入れるほどであった

振り返って当時の私は霊感に近い冴えがあった

それまで幾山川を越えてきた私である

私はバブルの到来もそして崩壊もピタリ当てた

まさにドンピシャであった

並の経済学者や評論家より的確であった

当時もテレビや経済紙はバブルの崩壊の危機を叫んでいた

しかし私の場合、その対策を具体的かつ実際の行動で対応したのである

戦場を高岡から氷見に方向転換を図り、そして売買から賃貸に完全方向転換を図ったので

ある

骨董品も量から質に転換を図った

これほど見事に実際の行動で示した不動産屋も少ない

私はバブル崩壊を喝破し、何年頃かは忘れたが、9月頃であった、妻に株からの全面撤退

を3回叫んだ!!!!!!!

調子に載った妻は当時5500万程投入していた

私の制止も聞かず結局約2000万の損害をしたのである

後年、子供達に1000万の損と嘘の告白をしていた

口に泡を飛ばして激しく抵抗した

3度目は事務所の花瓶を床に叩き付け割った・・・・・・・・

彼女の、その剣幕に諦めた

強欲は損害を出せば少しは気がつくだろう・・・・・と!!!!!

2000万と言う金額は私が10年かけて千里ブロックで流して貯めた汗の金額である

彼女はそれでも自分の誤りを認めなかった・・・・・・・!!!!!

今は女と言う生物を知らなかった代償と言い聞かせている

お金はどうでも良い

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全ては遠い過去の話である

当時私は本能的に「寶」解明の準備を急いでいた

それすらお構いなしであった

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平成1984