★★★★★

男たちの大和

 

全体的には昨日見た「山本五十六」より少し上だが、準・準主役の仲代達也が映画の三分

の一を壊している

仲代達也は今では一応日本映画界の大御所的存在で、確か俳優養成所の先生になっている

筈である

しかし昔から私は大根役者と云ったら叱られるが、大根より上のカブラと思っている

仲代の得意演技は何時でも泣くことが出来る演技であろう

しかし、この映画の後半で涙を浮かべる・・・・これでは映画が台無しである

死線を潜り抜けた男は、簡単に涙を流さない

ホント

監督も大俳優に遠慮か気兼ねをしたのであろう

昔黒沢明の「影武者」の頭初の主役が勝新太郎であった

それが黒沢監督と勝新が喧嘩になり、急遽代役が仲代達也となった

勝新の方が断然武田信玄の嵌り役であった

今でも勝新の信玄が見れなくて残念である

そうそう、承禎は涙腺が切れている

それでも、自分の事には泣かない

他人の悲しみ優しさ、また死ぬほど努力し頑張った人に共感し自然に涙がこぼれる

マアそれはさておき、この映画は、おまけして★五つ

 

平成25112