「図書館」そのK

 

「寶」解明に参考図書が必要であった

私は氷見市立図書館、高岡市立図書館、県立図書館、金沢私立図書館、伏木万葉歴史館の

図書室、高岡の古本屋、大型店の関係書を殆ど読み漁った

加えて東京神田の中国書籍専門店。

そして日本最大の「大漢和辞典」黒川先生から「新唐書」「旧唐書」「山海経」「道教辞典」

をお借りした

氷見の図書館の2階の奥の部屋は私の書斎であった。

そして窓際の席は私の指定席であった

なぜならその窓際から事務所が一直線に見えるからである

別れた妻が昼食でいない時、また休みの日、客の姿を発見すると裏門から走るからである

何度も何度もあった

幾つもの問題を抱えながらの苦しい日々であった

苦しいが楽しかった日々である

毎日毎日が壮絶な戦いであった

平成19716