解明突入時

 

そうそう、この獅子印解明に突入する前、バブル絶頂であった

もうバブルが弾けると一部経済学者が警鐘を鳴らしていた

それでも、大半の経済学者や大衆はまだいける

そして殆どの証券会社は強気であった

テレビもまだ楽観的であった

当時私は、お隣の高岡とその周辺市町村の不動産売買が90%であった

私は確信的にバブルは崩壊すると読んでいた

経済も人生も同じで、こんな狂乱的絶頂期がいつまでも続く訳が無い

私はどう生きるか!長く不動産屋を続けるにはどうするか・・・・!

利益は薄く、仕事は煩雑であるが、賃貸業務に進出しよう

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

私は一大決心した

そして高岡で所有していた不動産3ケ所を処分して、主戦場を氷見市にシフトした

そして現在も所有している氷見市柳田の戸数14戸のサンコーポ柳田を競売で落札した

それを機に、高岡から氷見市に主戦場を完全シフトし、不動産売買からアパート賃貸業に

百八十度転換したのである

当時氷見市には新築のアパートが極端に少なかった

大手のアパート建設専門業者と手を組み、氷見市に新築アパートをドンドン建てさせたの

であった

その頃、氷見市の同業者はまだバブルに酔い、賃貸業務に全く無関心であった

私は「寶」解明の下準備をしつつ、アパート建設と賃貸業務に全力を賭けた

お引き取り願った妻は、儲からない賃貸業に当初猛反発をした

理由は細かい煩雑な賃貸の仕事は彼女が負わなければならない

・・・・・・・・・・・・・・!

私は委細構わず、押し通した

バブル崩壊と賃貸業務制覇との時間との戦いであった

約二年程で既存の古いアパート、空き家の一軒家、空き店舗、新築アパートをほぼ手中に

収め

氷見市の賃貸の80%を制覇したのである

最早同業他社の入る余地は無くなった

全ては「寶」の道であった

平成24107