サラリーマン川柳

<本の中の秀作>

酒タバコ踏ん切りついたもう止めぬ

コンビニで整いました母の味

息子より妻にかけたい教育費

お見合いの決め手になった正社員

晩飯は家族の残りでビュフェ風

言葉より別れの予感絵文字無し

ときめきは四十道過ぎると不整脈

イケメンと乗せられ今や家事すべて

子が巣立ち妻が巣立って俺一人

立ちくらみ手を差し伸べて共倒れ

種飛ばし入れ歯が先に飛んで出る

忘れ物、傘・鍵・財布・遂に我

俺無職・息子草食・妻美食

廻らない寿司は古いと子に教え

無礼講・本気にしたら飛ばされた

離婚後に出会いサイトに君の名が

初孫の笑顔にまたも拝観料

我が家での保有領土はトイレだけ

浮気せず上着は今年で七年目

毎日がイバラの様な夫婦道

 

俳句短歌はもう飽きた

これからは川柳に変わろうと思っている

それで図書館から借りて来た

サラリーマンの人も上手である

それにしても、皆妻に苦労しているのが良く分かる

承禎は自らを解放したが、川柳で相当苦労しているのが良く分かる

誤解と勘違い、悲劇である

・・・・・・・・・ホント

平成2476