朗報・垂姫伝説


私が「氷見市キトキト提言」の25弾「万葉氷見・神々の伝説」で提唱した垂姫伝説が具

体化に向けて動き出した

氷見にも人がいた

歴史や文化が地域活性化に繋がる事を理解して戴ける人がいた!

嬉しい限りである!

市当局ではなく、共感いただいた薮田地区の人からの声である

億単位や何千万円の箱物を建てての観光施設ではない!

垂姫様と海人のロマンスである

これで一つ私の足跡が氷見に残る

少しでも愛する氷見にお役にたてば、私の名前などどうでも良い

後は

@浅野総一郎の銅像建立

A十返舎一九の唐島を望むモニュメント

B朝日山公園にある斉藤弥九郎の銅像の海鮮館前への移設

上記@は機運が出てきた

私の活性化案41のせめて半分を実現したら氷見市は見違える

氷見市に人はいないのか?

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今一度「垂姫伝説」を載せておきます

                                           平成1979

 


人魚となつた垂姫伝説


当地灘浦海岸藪田地区に万葉の時代より伝わる幻の仙女・垂姫伝説がある

その昔から八幡岬の沖合いは最高の魚場で、寒ブリの回廊であった

しかしまた、その海域は、荒れる魔の海域でもあった

とりわけ寒ぶりの絶好の季節になると、海は大荒れとなり、毎年何人もの漁師が海底深く

にあると言う魚眠洞の藻屑となっていた

魚眠洞には独り者の海人が住んでいたと言う

独身の海人は、長い間垂姫に恋をしていたが、願いが叶わず、寒ぶりの季節になると何時

も暴れるのであった

垂姫も若い海人に恋していたのであるが、山の神、海の神が仲悪く、二人の恋を許さなか

ったのである

そこで土地の者たちが、海中に突き出た岬に八幡社を建立し、山の神と海の神に二人の恋

の許しを祈願した

山の神、海の神は領民の願いを聞きいれ、ブリ起こしの雷、祝砲を合図に手を結び、遂に

二人の恋を許した

仙女垂姫は人魚となって海人の妻になった

以来、海難事故はなくなり、大漁が続いたと言う

垂姫と海人は魚眠洞の竜宮で今も幸せに暮らしていると言う

垂姫神社は恋するものの願いが叶えられる愛の神社として今に伝わる

                                                                                            承禎伝