「昔の友」



若き頃の友を私は日常でも心の中でも殆ど切った

長い間「寶」本を書いていたせいもある

もはや同窓会も行かないと決めた

別に昔の友が嫌いになった訳でも無い

高校の同窓生と会っても最早話が合わないであろう

とりわけこの数年間意識して友を切った

何十年間付き合った一人の友人との別れが一番の動機であった

別れた妻より長い学生時代からの付き合いだった

家族ぐるみでの付き合いであった

しかし商売人とサラリーマンでは住む世界があまりにも違いすぎた

正直、その友人は何十年間成長が止まっていたような気がする

誠実な人であった

しかしその誠実も、容量が小さく、私には友人の器量が見えてしまった

真の誠実ではなかった

何十年間、私の誤解であった

悲しかった

私の亡くなった大兄がその誠実と器量を完全に見破っていた

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私に一言いった

彼を恨むなよ・・・・と

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今、一言しか言わなかったその言葉の重みが良く分かる

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追い討ちをかけるように、今一人誠実な人にやはり愕然とした事がさらに決定付けた

共通していたのは、二人とも世間一般では文句の付け様のないない誠実な人である

私のようないい加減な人ではない

しかし二人とも人間としての器量が余りに小さかった。

それは誠実と見るには余りにも薄かった

共通は二人とも読書ゼロに近い人達であった

友人とは遠い遠い距離ができてしまった

深い悲しみ、苦しみ、痛みを経験しなければ、ものは見えてはこない

今の私は遠い遠い所へ来た思いである

今では一人でいても全く孤独ではない

仕事とこのHPと言う大きな喜びがある

そして男子一生の仕事「寶」がある

「寶」は私の命の結晶である

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今は男女関係でない、何人もの女性が、私の心を適度に癒してくれる

・・・・・それで十分である

さらに読書の中で多くの先人と出会える

また数少ないが、こころ許せる友がいる

私に残された時間は少ない

自分にはしなければならない事がある

遠い過去である

多くの友に支えられ、励まされここまで来た

この場を借りて厚く感謝申しあげる次第である

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それにしても遠い遠い処に来た思いである

平成19610

 

追記

そんな私に夜中酒に酔って4度も押しかけてきて、友達になろうと言った男がいた

礼儀も弁えず、私の心境も分からず、更に失礼だが己のレベルも弁えず

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程度が低すぎる!

参った