★★★

『曹操墓の真相』

 

図書館の新刊本である

多少学術的内容の本だが、迷わず借りて来た

昨年から今年初めにかけて三国志ビデオ48巻全て見た

著書とは関係がないが秦の始皇帝が作らせた傳国璽もビデオで知った

天下の覇者が持つ、傳国璽を奪い合った戦国の雄である

戦乱で消えた傳国璽の代わりに玄宗が「寶」の制作を命じたのである

その戦国の雄、曹操の墓がつい最近発見されたのである

そんな大発見を知らなかった

慌てて借りた

墓は、盗掘されていた

玄宗皇帝の祖父、乾陵も盗掘されなければ、良いが

これも河南省とある

「寶」を焼いた窯場も唐代の河南省と推定している

しかし河南省と云っても広いだろう

それに時代によって、省の線引きは大きく異なっているらしい

曹操墓よりも則天武后が合葬されている乾陵が見たい

確かある著書によれば、郭沫若が乾陵の発掘を願い出たが毛沢東が許可しなかった

とあった

それはさておきインターネットによれば、これだけ明白と思われるこの曹操墓ですら

学者が異論を唱えている

私の『寶』には日本中の学者が誰一人異論反論していない

いや出来ないのである!!!!

それだけの知識勉強が足りないのである

勉強が足りない上に、地位を失うのが怖いのである

異論反論をもし唱えて、私に粉砕されたら、満天下で恥をかく

であるから、沈黙である

論争に勝つ見込みが立たない場合、秀才達の防御法は沈黙しかない

理由は病気、多忙、海外出張である

一人東大の先生の背走理由は妻の病気であった

ホント

役人は兎に角保身、完璧の鑑定書が無いと動かない、そしてその理由は、

前例がない、予算が無い、専門外などである

今は待つしかない

いずれにしても、何でも知っておかなければ、ならない

大学の教授達も分からぬが「寶」制作の根本起因はこの曹操の時代に遡るのである

末尾の★注意事項に留意である

借りて来て良かった!!!!結構面白かった

平成231028

 

注意

炭素14年代測定法

熱ルミネッセンス年代測定法

唐の十八陵は長安以北の北山

史思明の墓もある185頁

唐代の地理書『元和群県図志』(げんな・ぐんけん・ずし)264頁

関連著書「唐宋時代の交通と地誌・地図の研究」青山定雄(吉川弘文館)

同著『中国歴代地名要覧』

「傳国璽」始皇帝が命じて「受命於天既壽永昌」と刻す