一石五鳥



一芸は百般に通ずる

(宮本武蔵?!)

★「二兎を追うものは一兎をも得ず」

★「虻蜂取らず!」失敗する例え

一般に昔から日本人が嫌う人間像である

一つの事を真面目に追い求める

それが農耕民族、組織型日本社会に合っているスタイルである

私はこの言葉は江戸時代の「士農工商」制度が創り上げた権力側の好ましい人間像

思っている

引き換え★「一石二鳥」の言葉がある

一つの石で二羽の鳥を射止める?!

うまく行った例である

しかし僕は「一石二鳥」では無い

絶えず「一石五鳥」いや「六鳥」以上を絶えず勘案しながら目的に向って進んでいる

そうでないと時間が足りなくなるのである

時間の密度が薄い!

それで若い頃失敗の連続であった

元来が欲張りなのである

僕の脳構造は行動を起こす時、意識するとしないとに関わらず、瞬間的に六鳥、

六頭の成果を頭に描いているのである

例えば最近新たな彼女を作ろうと考えた時

@     マンネリズムからの脱却

A     洗顔、お風呂、下着の取替え、第一に清潔な世界への変化

B     美術館、名所旧跡、食事処、その他、行動半径の拡大

C     Bの拡大により、さらなる本業に関連する情報収集

D     気持ちの若返り

E     時間の濃密化と多彩さ

そして「六」?!マアそればどっちでも良い

そんな多目的、欲張りな事を同時に考えている

彼女が目的なのか、付随目的が主なのか明らかで無い

ムムムムムムムム

今ひとつ携帯メールへのチャレンジの場合

@     現代必需品への最低限の適応

A     老後の介護施設入所準備

B     左手操作により右脳の退化防止

C     現代版恋文交換による回春

D     時間短縮=寿命の延長

E     生活の多様化

プラス「六」への密かな段取り?!マアそれはどっちでも良い

二例とも「六」の下心!!ムムムムム

また脱線

いずれにしても僕はあらゆる事に一石六鳥は瞬時に頭に浮かんでいるのである

そしてそれなら前へ進むかと思うのである

そうすると本命の目的が失敗しても、何か2・3ツ獲られるのである

過去から考えると本来の目的が達成されない場合が多い

それでもそんな思考回路を積み重ねていると、瓢箪から駒がでる事がある!

だから僕は日本式の脳構造とはかけ離れているような気がする

八手の葉かアメーバーのように絶えず同時、アレもコレも考えながら行動するのである

彼女とデートしながら、わき目を振るのである

悪く言えば、多情性、浮気性、無節操、無定見、

良く言えばマルチ人間、オールラウンド・プレイヤー・

読書にも一貫性が無い

何かを研究するわけでもない

ただ詰め込むだけ、咀嚼など無い、消化もせず、

文学などを味わう、美食家でも無い

ビジネス、歴史、漫画、歌、写真集、伝記、その他計画性は〇、

だから頭の中はキット、ゴチャゴチャのカラッポ

脳の倉庫は、整理整頓など論外

荷崩れして、整頓のしようが無い

私の机の上と同じである

だから、この原稿も書こうと思った目的から、早くも逸れだしている

何時もそうなのである

キーを叩きながら、今日何をしなければならなかったか

今日は何曜日?

外は雨!

東平蔵来たか?

〇子!起きたかナ!メール送ろう

〇〇子新聞配達ソロソロ終わって来るかな?

腹減った!何食べようかな!新聞に何か原稿にするニュース無いかな?

キーを叩きながら刻々、色んな事が思い浮かんでくるのである

自分は馴れたが、他人は不可解であろうと思う

そう自分が考えてもミステリアスな人間なのである

そんな自分と今後も付き合って行かなければならない

絶えず失敗しながら、それでも性懲りもなく

今度、血液検査確認してみよう

山形か?新潟か?ガタガタか?

それとも宇宙人、青い血か?

また原稿が逸れた!

平成19525