『嘘つきの天才』

 

図書館の廃本である

題名に魅せられて、手にしたら子供用の本であった

スウェーデンの児童文学の短編である

子供が両親に学校の成績の嘘がバレテ、家出する話であった

世界中どこの国の子供も学校の成績で悩みがある事が分かる

私の両親は学校の成績の事をただの一度も口にしなかった

だから、こんな悩みは一切なかった

それでも、物語の子供の痛々しい気持ちは良く分かる

さて「嘘」は「口」が「虚」と書く

話す事が、「虚」、キョ、空しいである

昔から“「嘘も方便」”「嘘は世の中の潤滑油」「嘘八百」「嘘からでた誠」などがある

誰かが云っていた「嘘は女の武器」・・・・!

嘘にも色々な嘘がある

人を傷つけない為の嘘などは、周囲を優しくする

しかし、人を貶める嘘は、本当に許せない

自分を正当化する為、他人に嘘つくのも酷いが、それでもギリギリ許せる

Aのように男が女を騙してお金を取る

私の観念には全く無い思考である

そうそう、自分を守る為、子供にまで嘘をつく鬼畜がいる

自分の老後を見て欲しい為、夫の実像を歪めて、●嘘八百を吐く

しかも周到かつ徹底的にである

子供に夫の実像を歪めると云う事は、子供を歪め傷つけている事である

そんな道理が分からぬ、鬼畜がいる

もっとも、そんな牝が蔓延している

一つの嘘を吐くと、その嘘をカバーするために、2つ3つの嘘で埋め合わせねばならない

いつかその嘘が破綻する

ツジツマが合わなくなるのである

天網恢恢、疎にして漏らさずを信じたい

戦争や外交などは、虚虚実実の駆け引きが求められる

商売にも多少の駆け引き上の虚の部分も無いとは云えない

しかしそれすらも、何時かは信頼を失う

おのずと許容範囲がある

信頼する人間同士間でそんな事をしていたら、疲れてしまう

本質的に違うのである

Aや●などは嘘つきの典型である

嘘が罪悪と云う観念を持ち合わせて種なのである

私には考えられない人種にである

いや人種外

人間の仮面を被った鬼畜である

関わりあわぬのが、一番である

マア蟹は真っ直ぐ歩けない

仕方が無いか

・・・・・・・・・・・・

そんな事をアレコレ考えながらパラと終えた

子供用には良書である

平成2272