麦飯

 

昔、池田隼人総理大臣が「貧乏人は麦を喰え」と放言した

その頃我が家は普通の米の飯であった

それより、相当前に麦飯を喰った

母親は体に良い、脚気(かっけ)にならないと子供に言い聞かせ、麦と米3対7、5対5

にして焚いた。

100%麦飯は無かった

それでも・・・・まずかった

兄弟姉妹皆、時代で、声に出して不満を云うものはいなかった

兎に角、腹が膨れるのが、まず先決であった

遊び疲れて腹がへって、仕事に忙しい母親に、腹減ったと泣き叫んだ覚えはあっても、ヒ

モジイ思いは一度も無かった

それでも、子供の頃、一時期栄養失調であったことは、間違いない

あれは、オカラの喰い過ぎと、戦後の事情そして母親の栄養に対する無知も原因したと知

覚している

食い物は人格を作る

粗食、ハングリーは戦う力である

私は腹が減ると駄目だが、粗食はいっこうに構わない

ホント

平成211220