夫婦仲

 

見事に意気が合った

二人は価値観、目的が合致していた

子供四人を一応高校まで出した

全員出来は良くなかった

しかし我々の時代中卒がやがて2割〜3割はいた時代である

よしとせねばなるまい

そして二人は家を建て、蔵まで建てた

振り返って考えるによく頑張ったと拍手である

先日も式部は夫正俊は100点満点の人であったと言い切る

正俊は頭が切れるまで到底ゆかないが、それでも世間の平均よりは上であった

大きな構想をもてる頭脳ではないが、兎に角真面目でよく働いた人であった

その正俊を母親は尊敬していた

人間とは面白いもので、相方に尊敬できる何かがあれば、長くいられるものであろう

式部の場合、文字が下手であった

父正俊はわりと、筆まめで、親戚の葬儀の香典帳を何時も引き受けていた

また仲人が成立すると、引き出物の名札書きなどを、一手に手伝っていた

だから、自分に無い面が秀でていたので、尊敬していた

双方の愚痴、陰口を何十年間聞いたことが無かった

ホント

拍手喝さいであった

振り返って誇れる両親であった

平成22220