愚かなところ                  

烈女式部である

兄夫婦、とりわけ兄嫁が式部の下で務まるわけがない

大雑把と言うか、いい加減と言うか、モーレツの式部である

まして真面目な義姉雅子さんである

二人の娘が小学生の頃、夫婦共々、何も持たずに家を出た

当時義姉は、想像を超えた式部の性格、行動様式に鬱病状態に陥っていた

まだ若くいかな鈍感な私でも分かった

そしてその後を我々が引き継いだ

それも約5年で、同様の結果になった

式部が政権、すなわち商売の実権を手放すなどありえない

この式部とのその間の色々な出来事に●は、心の奥底に深い憎悪の念を持った

私たちは、両親から前の家と、現在の事務所の土地と、小杉の土地(売却125万円)それに蔵

一杯の骨董品を結果としてもらった

兄夫婦は小杉の土地ぐらいであった

私が生前贈与してもらった、それらの半分を●は持去った

殆んど何も貰わない義姉が今も金沢から式部を気遣って来る

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それは於くとして、どんなに男まさりの式部と言えどやはり女である

将来に対するピジョン、見通しは浅かったと言はざろう得ない

しかしまた、兄も私も結果として式部から離れて正解であった

今日の氷見市の商店街の衰退、取り分け衣料関係は壊滅状態である

式部が予想していたわけではないが、逆の見方をすれば結果として当を得ていた

年さえ取らねば、今でも仲人をして、大手の攻勢にビクともせず、頑張っているであろう

式部は高木衣料店の終身専制君主であった

私でも勝てない

ホント

平成22220