酒・タバコ


祖父も父親もやはり酒が好きであった

しかし私のように大酒のみでは無い

私のように外で飲んでくることも無い

兎に角、二人ともコップに一杯の冷酒であった

父親は祖父の目の前では酒を呑む事も、タバコを吸う姿も絶対に見せなかった

子供心に不思議であった

そして父親が祖父に口答えすることは一度も見かけなかった

いや、会話をしなかった

断絶や、冷たい空気でもない

兎に角父親が完全に避けていたのが、今になって明確に分かる

であるから、私も高校時代からタバコも酒もやったが、何となく父親の前で呑むのは気が

引けた

結局父親とも祖父とも酒を酌み交わした事が一度も実現しなかった

兄とも無かった

そんな事が、我が家の不文律であった

振り返って思うに祖父も父親も愛妻家であった

祖母は私が生まれる前に亡くなっていた

しかし高木家の墓に先立った妻を思う気持ちが刻んである

私が知る限り父親も外で飲んできたことは一度も無い

私は外で飲むわ、●に内密で女遊びはするは、数々の乱行、一族の完全な、出来損ない、

はみ出し者であった

祖先に会わせる顔が無い

ンンンンンンンンンーーーーーーー!

マンダムである

このシリーズは人生の反省文みたいなものである

ホント

参った

平成2212