★★★★

牧野昇は語る       講談社

 

1986年の本で20年も昔の本である

それでも内容が少しも色あせていない

凄い人はやはり凄い

牧野先生は竹村健一と並んで昔から大ファンであった

洒脱な語り口調、昔テレビで見た時この人は凄いと感じ、何冊も先生の本を読んだ

この本も恐らく昔読んだ筈である

それでも今一度流し読みしようと思う

対談集で対談の相手がまた凄い

江崎玲於奈、竹村健一、長谷川慶太郎、櫻井良子他である

私の知らなかった渡辺茂先生との対談が載る

つくづく素晴らしい人がいて日本が成り立っていると感心する

自分など塵みたいなもの・・・・・渡辺先生の話すホモ・モーベンス、恥ずかしいばかり

である・・・・・・・・・・

本で素晴らしい色んな人と出会える

これまで人間に失望する時が多多あった

いや今も、である

いや他人に対してでは無い・・・・・・・・・・・・・結局己に対してである

己の未熟さ、思慮の足りなさを痛切に感じる

本の中味よりも読んでいてそんな事に思い至った

ブラウン管から消えて久しい

ご存命なのであろうか・・・

平成19年2月2日