カチン玉

 

思い出して自分として子供時代、カチン玉これが一番得意で思い出深い

これは何の決定力の無い私の集中力を養った最高の遊びであった

今で言えばゴルフの競技みたいなものである

だから勝利したポケットの中はジャラジャラといつも重かった

ポケットの中は誇らしい戦利品で一杯であった

小学校時代、勉強など、一点も無い秋晴れ

一押しの飲料水のラムネのカチン玉は、私の宝物であった

何メートルも離れた相手のカチン玉を、狙って当てた快感、今も“カチーン”の音と共に

覚えている

これは天才肌と自負している

ホンと

誇らしい子供時代の勲章である

平成21128