「桂東雑記」白川静

 

7年前ほど「寶」本を書き上げてから、確か白川先生に「寶」お送りした筈である

そしてお電話を入れた時、私も生まれは北陸の福井ですと、丁寧な応対を戴いた記憶があ

その後何のご返事も戴いていない

たしか文化勲章を受章されておられる筈である

名誉を傷つけられてはと、その後の連絡は差し控えた

「寶」本巻末の参考文献に先生の名は載っていない

研究対象の時代に相当な開きがある

致し方無かった

それでも、「寶」解明の途上で先生の本も何冊か舐めた

漢字誕生の胎動期の世界に触れなければ「寶」解明は不可能であった

モットモット年老いて時間があったら、このような本を学問的ではなく、楽しみながら眺

めてみたいと思う

今もって文字の作りというか、漢字解明の原則というか、象形・指事・会意・形声・仮借

の六書の事が分かったようで分からない

私の勉強は原理原則がいい加減、ゴチャゴチャの中のヒラメキみたいなもの!!!!!!!!

でも、先生と言えど、「寶」解明は無理であろう

その点だけは、胸を張れる!!!!!!

今日は祇園の宵祭りである

明日は私の誕生日である

昼間から焼酎を飲んでいる

子供に戻って、町へ繰り出すか!!!!!!!!!

                                    平成18713