「斉藤弥九郎」余談

 

「「齋藤彌九郎」・「篤信齋」

斉藤弥九郎は幕末期の神道無念流の剣術家で江戸の三大道場の一つ「練兵館」の創設者

名は「善道」・号は「篤信斉」で正式には「齋藤彌九郎」・「篤信齋」

「錬兵館」からは大政奉還そして開国への原動力となった人物を多く排出した

その門下生達に尊皇攘夷思想の薫陶を与えていたと伝わる

即ち、明治維新を成した人材を育てた,歴史の功労者なのである

 

「神道無念流」

弥九郎が会得した神道無念流とは、上泉新陰流の流れを汲む福井嘉平(福井兵右衛門)によっ

て創始された剣術流派である

その特徴は、渾身の一撃のみを一本とする剛の剣術・力の剣法であった

 

「錬兵館」

「玄武館」の北辰一刀流・千葉周作道場、「士学館」鏡新明智流・桃井春蔵道場と並ぶ幕末

の三大道場の一つに数えられだ

その門下生に、維新に活躍した以下の者たちがいる

桂小五郎(長州藩士・政治家)

高杉晋作(長州藩士・奇兵隊開闢)

伊藤博文(長州藩士・政治家)

品川弥二郎(長州藩士・政治家)

井汲唯一(津山藩士)

渡辺昇(肥前小村藩士・政治家)

仏生寺弥助(剣鬼)

太田市之進(長州藩士)

原保太郎(園部藩士・政治家)

芹沢鴨(新撰組)

交友・知己

渡辺崋山・高野長英・高島秋帆

江川太郎左衛門・藤田東湖・佐久間象山

その他

インターネットにも多くの資料、関連記事が掲載される

また斉藤弥九郎に関する文献は史料は市図書館に豊富にある

幕末〜維新にかけてこれだけ多くの活躍した人物と交友関係があった人間はそんなに多く

無い!!!!!

長男新太郎の長州藩との関わりも大きい

昔、弥九郎の本を読んだが、そんなに面白くなかった、それで記憶に薄い

誰かが弥九郎から見た激動の歴史を新しい視点で、あらためて本を書けば絶対に売れる

長編小説に仕立て上げるにも登場人物の凄さ多彩さから事欠かない

NHKの大河ドラマにしても絶対に面白い

さすれば氷見市は一躍全国に名が躍り出る

私には「寶」があり、与えられた時間と経済的問題、なにより能力の問題で無理である

しかし絶対に面白い

高峰譲吉の入江氏、浅野総一郎の新田純子さん、また北方謙三などの人気作家にお願いす

るのも良い

氷見市の次世代の人でも良い

是非挑戦されたし

これだけの歴史的財産、観光資源を眠らしておくことは無い

目先の箱物、稚拙なマンガに走り、歴史文化の普遍的価値を知らない

悲しむべきことである

氷見市千年の活性化の為に、このことを是非付け加えておきたい

弥九郎の銅像移転はその第一歩なのである

平成21105日A