総力戦

 

振り返って考えると

10年前のバブル崩壊は、基本的に不動産と金融機関の崩壊であった

要因は国内問題であった

今回の大恐慌はバブル崩壊時より遙かに深刻である

なぜなら不動産と金融機関の崩壊は勿論であるが、日本国の存立基盤、技術力に確立され

た輸出産業が総崩れである

世界のトヨタはじめ、日産・ホンダ・スズキ・その他自動車産業

パナソニック・シャープその他、家電関係も総崩れである

二大産業の横への影響と裾野は余りに大きい

バブル期も今と同様円高であったが、自動車・家電企業の経営努力で何とか乗り切ること

が出来た

しかし今回は、世界大恐慌、内憂外患どころでは無い、まさに四面楚歌である

世界経済全体が約2割、5分縮小である

詳しい数値は分からないが、感覚としてそんな状況であろう

鉱工業生産指数、原油価格の下落、世界的資源採掘に関わる世界のコマツが急降下である

昔、「鉄は国家なり」と言われた新日鉄そして非鉄金属企業も軒並みアウトである

そのため国民の財布の紐は閉まり、消費は底冷え、日本列島に氷が張る状況である

聞きしに勝る惨状である

日本国が脱水状態に加え酸欠状態、大量出血、凍死状態に陥入り、予断を許さぬ深刻な症

状であり、医療現場はパニックである

輸血に点滴、酸素吸入、血圧、心電図、脳波測定

危篤一歩手前の日の丸患者に冷静沈着な判断と、緊急かつ的確な対応が求められる

正に日本はタイタニック号、沈没寸前である

最高度の特別プロジェクトチームで当たらなければならない

承禎の予言は正に的中した

 

平成21215