バブル崩壊予見

               その@株

バブル期の株について話しておこう

バブルは崩壊するとテレビや雑誌が警鐘を声高に鳴らしたのは、私が高岡の戦場から氷見

へ、そして土地や中古住宅の仲介から賃貸に切り替え、バブル崩壊対策の準備を終えた頃

であった

何十年間ただ生きてきたのでは無い

そして「寶」解明執筆の少し前と記憶している

これ以前、私は妻に株取引を勧めた

しかしバブル崩壊を予見して、私は妻に3度、株から手を引くように厳命した

しかし彼女は口に泡を飛ばし、更に事務所の花瓶を叩き割って抵抗した

結局私が命じた時に手を引けば2000万の損をしなくても済んだ

子供達には1000万の損害と言っていたそうである

私が直接株に関与しなかったのには訳があった

それは自分がしていては関が原の最前線で白兵戦をしているようなもので、戦争そのもの

の大局が見えないからである

侵攻と退却、潮時がみえなければ大敗する

妻は3度の退却命令を聞かなかった

それ以上に私は不動産売買で稼ぎ、賃貸路線を確かなものにしていた

そして骨董の交換も終息に向っていた

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遂に「寶」との格闘の時期が到来したのである

平成19115