天皇家と私



紀宮さまご結婚おめでとうございます

平成17年11月15日御成婚

実の娘のように、うれしくテレビニュースを見ながら自然に涙が頬をつたった

明けて今日、今一度、心からお祝い申しあげます

さて、恐れ多いが私と天皇家と題し、万感の思いをこめて、私の心情を披瀝することにし

私は、若い頃から家を出て生家と疎遠にしていた

そのため、父が亡くなるときも兄、妹の死にも、諸々あって臨終に一度も立ち会っていな

い。

直ぐ近くに住んでいるのに、30才頃から約25年間3・4度位しか親の家の敷居を跨が

なかった。

金沢の兄とはそれ以下であった。

実家を出て金沢に住む、私の兄への諸々混ざった複雑な思いが親の家を遠ざけた一因であ

った

そんな諸々の事情があって、私は何十年間、崩御された昭和天皇を父親、現在の天皇は兄、

皇太子殿下を私の息子と心の中で代替してきた

涙腺が既に切れていて、チョトした事に涙が出る私です。人に見られるのが恥ずかしくて

隠すのに苦労する私であるが、父・兄・妹3人が亡くなった時、涙が一粒もこぼれなかっ

た。

むしろ、葬儀や何やら後始末に頭が働き、悲しむ余裕が無かったのが、偽らざる気持ちで

あった。

また父親と兄との壁は亡くなる前に取り払われ、少ない言葉の中で完全に互いを許しあっ

ていた。そのため心の準備が出来ていたこともあった。

そんな訳で長い間私は心の中で天皇家ととても身近な関係にあった、父親と思っていた昭

和天皇が崩御された時、私は一人部屋でボロボロと涙が頬をつたい止まらなかったことを

覚えている。その日も翌日もその翌日も何度も泣いた

皇太子殿下の時も今回の紀宮さまの結婚にも、嬉し涙が頬を濡らした。

世の中が、乱れに乱れている

取り分け、女(女性と呼びたいが、殆どいない)のハチャクリ、傲慢が世の中を崩壊に導

いている!

そんな世の中にあって、天皇家の団欒と健やかさは、私のみならず、国民の心に明かりと

幸せな気持ちに浸してくれる。

どこの国体か忘れたが、天皇が開会の辞を述べている時、愚か者が天皇の方向に発炎筒を

投げ様としたとき、美智子皇后が、サット半歩天皇の横に身を寄せ、手で朗読を制された

のを、今も鮮やかに覚えている

しかも自然に、うろたえることなく、身を挺するかの咄嗟の動きであった。

日本女性の鏡!感動したのを今も鮮やかに思い出す!

日曜日テレビで、皇室の風景を時々見る時ある

見る度にうれしさで胸が熱くなる

そんな訳で今朝は新聞を待ちかねていた。

昨日は気がつかなかったので、今日一日は日の丸掲揚である。

黒田慶樹様、紀宮様をよろしくお願い申しあげます

今一度、“お二人に心よりおめでとうございます”

                                                  平成17年11月16日