最後の相場師  津本陽

 

株の世界は、私の人生に+−功罪半ば絡んだ世界であった

そして著者である津本先生の「則天武后」は一昨年(1611)読んで面白かった

であるから古本屋で迷わず手が伸びた

この本の主人公は是川銀蔵と言う実在の人物がモデルである。

私は、株には一切手を出さなかったが、過去複雑な関わりがあった

田中角栄が株は嘘つかない!!!!と朝、新聞の株式欄に必ず目を通したと言う

著書から逸れるが、その関わりを記しておこう!!!

今は恐らく故人となっておられる筈で打ち明けるが、30年前私は一世を風靡した総会屋、

細川薫氏とヒョンナ事から親交があった、当時義兄の死亡保険問題、また核シェルターの

代理店問題、また所有するブロックのパテント販売などで上京したとき何時も細川氏の事

務所を訪れた!

当時八重洲のブリジストンビルの近くに事務所があった

ビルにはロッカー大のコンピューターが10数台置かれてあった

投資家の総代理人、総会屋であった

当時細川氏は神戸電鉄の個人筆頭株主で3%、奥さんが2%所有していた

また細川氏は京都大学法学部卒で自ら学位をもった森の石松と自称しておられた

氷見の頭川証券勤務の高橋氏に四季報を見せ株の時価評価を窺ったら当時で25億位と記

憶している

細川氏は安藤昇組長にピストルで撃たれた有名なホテルニュージャパン横井英樹の「白木

屋」乗っ取り事件の一方の雄であった

何回目かにその事務所を訪れた時、日本のドン笹川良一を敵にまわし、命を狙われていた!

当時笹川良一は山口組田岡一夫組長とも付き合い深く、細川薫氏の命も狙われるはめにな

っていた

若かったがヤバイと身の危険を感じたのであった

当時、誠備グループと言う投資会社も週刊誌を賑わしていた

細川氏はその代表加藤とも親交があった

物凄い所にホンノ一時期、顔を突っ込んでいたのである

細川氏は世界幸福学界なる宗教団体創立をもくろみ、私にその教祖になって欲しかったの

である(ホントの話)

学界のテーマー曲は女優の山本富士子の夫、古屋丈晴(正しい?)で、幸福体操の振り付

けは、ローマーオリンピックの金メダリスト小野透の奥さん、現国会議員であった

総ての準備は進められたが、笹川氏との激突で宗教団体の話は暗礁に乗り上げた

私はそれ幸いにサット身を引いた

昨今のホリエモン事件なども関心を引いた

話を15年程下げる!!!!

バブル崩壊時、別れた妻が私の3度の制止を聞かず2000万の損害をした

勉強のつもりでさせたのが、調子に乗ったのである

全戦の真っ只中、最前線では戦局が見えないのである

指揮官が戦況を観て撤退命令を発したのに、引かなかったのが原因であった

・・・・・・・・!!!!!!!!!!

証券会社の店頭に八百屋や魚屋の女達が押寄せたら相場はオシマイ!!!!

そんな格言があったと記憶している

また相場は刑務所生活か、闘病などで死の境を潜った者しか観えない!!!!!

そんな話も何かの本で読んだ!!!!

女の頭で相場が読めるならこんな楽なものは無い!!!!!!!!

この本を読み進みながら、遡って色々思い返された

昨日のこと事のような、遠い昔の話である

そんな過去の人生の伏線がこの本に手を伸ばしたのである

世の男性よ!!!妻が株の運用に熱を上げたらオシマイである

気をつけられよ!!!!!!教訓

振り返って私の30代の体験学習がその後の人生を決めたといって過言ではないような気

がする!!!!!!!

平成18年8月29日