国家再建の鬼

新井白石    谷恒生

 

我が高木家の確かな古文書に残る記録は元禄165月14日の皆済状の記録である

赤穂浪士の討ち入りが元禄151214日である。

白石の生きた時代はまさに元禄時代である。

江戸300年間の中の、最高のバブル期である

徳川は天下統一の戦国を平定し、元禄のバブル期を迎えた

新井白石の生きた時代が元禄バブルである

私も、世界大戦が終わった年に生まれ、平成のバブル時代に絶頂を迎えた

バブル絶頂の恩恵を最大限に甘受し、そしてサット手を引き、「寶」本に突入し

バブルの行方を沈黙の底で冷徹に見つめていた

白石と何か因縁めいた感じがする

それにしても、歴史小説家は本当にたいしたものと感心する

そして自分の無学をつくづく思い知らされる

歴史小説は推理小説より断然面白い

この年になって推理小説は二度と読まないであろう

時間がもったいない

映像は別、しかし歴史小説は映像より、断然活字の方が面白い

遊郭花魁の話しも本当に面白い

(食べるものが何も無かった、手際よくフライパンでニラ玉を作り、焼酎でチビリチビリ・・・

夜中の120分・少し前ついていたリバーの電気も消えている・・・・今日は早いな!!!!!!

こんな自由誰にも侵されたくない、少し前のパラパラの雨も止み、窓からの夜風が心地良

い・・・・実に満ち足りた時間である!!!!!!!!!104頁・三分の一!!!!!!!最近良く歌う小林旭の

「さすらい」が口から自然について出てくる・・・・・)

夜がー又来るー、おー思い出つれてー

・・・・・・・・・・・・・・(軽やかに・・・)

途中だが白石の人物像と小泉総理と重なって来た感じ・・・・!!!!!!!!!!!

一本筋があり、そして頑固一徹であるが、根は洒落っ気がある感じ

・・・・・150分雨が強くなってきた

もう一杯のんで、そろそろ寝るか・・・・・・・・・

・・・・・総ての人に感謝感謝・・・・である!!!!!!!!!

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620分起床!!!!!!!!今日中に読んでHP入力しよう!!!!!!!!!!!

・・・・・・・・・・・・

推理小説やSF小説は映画に限る、

しかも洋画!!!!!!!!!!

思い出したハンニバルあれは凄かった

監督も配役も凄すぎた

邦画では無理・・・・・

話は逸れた

著者は現代バブルと元禄を対比しながら書いている

時代を見つめる深い洞察が必要である

堺屋太一先生も過去の歴史を洞察しながら現代の世相を何冊も書いておられる

活字に現れない水面下がとてつもなく深い

沈黙しか無い

 

白石の元禄バブルの後始末、改革の真髄が彼の手で改められた武家諸法度に鮮やかに観れ

明記しておこう(187)

★「文武之道を修め、人倫を明らかにし、風俗を正しくすべき事」

「国郡家中の政務、おのおのその心力を尽くし、土民の怨苦を致す

べからざる事
あるいは大小の諸役、諸藩の頭人等権勢によって人を

凌ぎ、公儀を仮りて私をいとなむべ
からず、あるいは貨賄をいれて

権勢の力を借り、秘計をめぐらして内縁の助けわもとむ。

皆これ邪路を開きて正道を害す、政治のよりて、傷るるところなり、

一切に禁絶すべき事」

朱子学者林羅山の書いた諸法度は、書中に並列されてないが、白石の深い知識を収め、公

平無私、私利私欲を捨て、公に命を捧げるものに勝る筈は無い

その気概が文章に凛と響いている

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その時代時代に天が人を使わすような気がしてならない

小泉総理もまたしかりであると思う

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紀伊国屋文左衛門の没落、有名な絵島事件、歴史に教えられる事は多い

面白かった!!!!!!!!三ツ星★★★マークであろう

昨年は7月末まで26冊であった!!!!今年はAの事件で相当遅れていた

今月この小説を入れて14冊で、遂に昨年を4冊追い抜いた

本当はチョッと焦っていたのである(笑い)これで一息である・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!

それにしても読めば読むほど知れば知るほど頭の悪さに苛まれる・・・・!!!!!!!

・・・・・一年一年、過去の自分より、総ての面で一歩前にありたいと願う

平成18728          1755